自民党が、惨敗でした。小池氏の「都民ファースト」が、大躍進しました。
自民党は、現有の57議席から34議席を減らし、23議席となりました。都民ファーストは、現有の6議席から43議席を増加させ、49議席と、一躍都議会の第1党になりました。
保守の側では、悲観的な見方が沢山あり、都民はバカでないのかという極論までありますが、私は「都民は賢明な選択をした。」と、敬服します。都議会自民党への批判票が、共産党や民主党に流れず、すべてが「都民ファースト」」へ行ったところに、「都民の知恵」を感じます。
マスコミや野党が論評するように、安倍政権の政策への反対の意思意思であれば、都民の票は、反日野党へと流れなくてはなりません。しかし、結果はそうならず、民進党は7議席から更に2議席減らし、5議席となりました。共産党と公明党は微増でしかなく、前の議席を確保しただけというのが実態です。反日の政党が、勝利したという理由はどこにも見当たりません。
それでも、都議選が安倍政権への批判だという点については、反対しません。あれだけマスコミが安倍総理を攻撃し、ネガティブキャンペーンを続けたのですから、都議選に影響がない方がおかしいのです。むしろ私は、都議選の確定数字を見て安堵しました。
1. 国民の批判は、安倍内閣の政策への拒絶ではない。
2. 行き場のない票が、反日でない「都民ファースト」へ流れた。
この事実を、安倍総理は正しく受け止めるべきでしょう。都民は決して、反日・売国の政党を支持したのではありません。腐れマスコミの記事に惑わされ、「テロ等組織犯罪準備罪防止法」や「憲法改正」への反対票と捉えるのは間違いです。
かって民進党が躍進し、政権を取った時にも、大きな風が民進党に味方しました。しかし、政策の一致点もないまま、風に乗って集まっただけの議員たちは、その無能さを国民の前に晒し、今は党名すら変更し、風前の灯のような政党に零落しています。
今回の都民ファーストだって、以前の民進党とそっくり同じではありませんか。理念も定まらない議員たちが、マスコミの煽る風に乗り、寄り集まっただけの政党です。課題山積の都政を前に、若い素人の議員たちが、何をやれると言うのでしょう。小池人気を頼りに、民進党から離党したり、俄かに政治に野心を燃やしたり、中には自民党を裏切った窃盗犯みたいな議員も当選しています。
こんな玉石混交の政党は、風見鶏議員の集団ですから、ちょっと逆風が吹けば、即座に崩壊する砂上の楼閣です。現に民進党がそうなっており、昔の勢いはどこにもなく、所属する議員が右往左往し、少しでも選挙に有利な政党へと転身していく有様です。
反日で固まり、利敵行為に明け暮れる、左翼政党へ票が向かわなかったのは、都民の知恵です。露骨な利益集団となった都議会自民党は許せない、かといって、都政を反日の韓国や中国へ売るような、赤い政治家には任せられない。だとすれば、右でも左でもない、「都民ファースト」に入れよう、まして小池氏が元自民党員であり、防衛大臣であったことを思えば、多少はマシだろうと・・・・、私はそのように都民の心を推測しています。「都民ファースト」へ移った票は、そのうち自民党へ戻って来る票だと、私の確信する理由がここにあります。
自民党は、むしろ保守政党として自らを正し、国民の信任に沿う努力をしなくてはなりません。反省すべきは、オポチュニストの石破氏が言うような、「憲法論議の封印」や「野党への妥協」ではありません。そうでなく、石破氏のような愚かな議員を大臣にした、安倍内閣の数の奢りが、反省の要点です。どんなバカな大臣でも、総理が任命すれば、国民は黙っているだろうという、奢りです。
それと今一つ大事な反省点は、誠に言いにくいのですが、総理夫人の言動です。かって安倍総理は、昭恵夫人のことを家庭内野党と評していましたが、そのような軽い認識ではいけません。夫人こそが、国内最強の野党なのです。森友問題や、加計学園の問題など、夫人のスキャンダルが加わらなければ、取るに足りない些事でした。政界もマスコミも、総理への「忖度」から、夫人への攻撃をある時期から止めてしまいましたが、、多くの国民には、これが総理への不信感につながり、いまも消えない火種として残っています。都議選敗因の大きな原因の一つがここにあったと、誰も言いませんから、私が正論を述べます。
今後昭恵夫人の対外的行動は、しっかりと監視し、自粛させなくては、総理のみならず、自民党の明日を左右し、ひいては日本の明日も不安定にしてしまいます。都議選の敗因として、総理が猛省するのなら、くどいのですが、繰り返します。これを実行すれば、数年のうちに、都議会の議席は自民に戻ってきます。
2. 総理夫人の言動が、国難を招かないよう、しっかりと管理・監督すること。
なんの偶然か、平成の時代では、女性の力で国が揺らいでいる事実が他にもあります。「かかあ天下」は、時代の流れなのでしょうか、総理だけを責められないという感を強くします。以前にもブログで取り上げましたが、今の日本には、国を危うくする、勘違いした、善意の女性が、三人います。恐れ多いことですが、赤い美智子様と、公務嫌いの雅子様と、能天気な総理夫人のお三方です。
何があろうと、国を大切にせず、歴史や伝統を足蹴にし、ご先祖様を罵倒する政党や議員には、決して票を入れてはなりません。私たちは「都民の知恵」を見習い、これからも、現実的な選択をしましょう。何を勘違いしたのか、石破氏が反安倍の狼煙を上げ始めましたが、惑わされてはなりません。氏こそが、自民党内にいる風見鶏、獅子身中の虫の仲間です。
以上が、都議選の結果から得た、私の結論です。いろいろご意見はあるのでしょうが、言論の自由があり、誰にも脅されず、警察にも咎められず、・・・・やはり日本は有難い国です。