奥様はパンパイア 51
○GはMのところに駈けつけた。
バイクがエンジン音をとどろかせて迫ってくる。
バイクの車輪をねらって拳銃を撃ちまくる。
どうして人狼と九尾族、こうも憎み合うのだ。
わたしには人狼を狙っては撃てない。
銀の弾をうちこんで人狼を消滅させたときの感覚がよみがえる。
あんなことは二度と経験したくはない。
なんて……わたしは甘いのだ。
いまこうして、カミサンの親父さんが働いているバラ園が襲撃されているというの
に。
○バイクがMの鞭をかいくぐってバラ園にむかっている。
「だめ。止めてぇ」
「あうんたらの精気はバラから吸いとっている。バラを壊滅させればあんたらはた
だのひとだ」
「あなた!! あのバイク撃って!!!」
バイクの後輪を狙った。
バイクはさらに激走していく。
このとき、バイクの前方に鉄格子のようにツラバラのヘンスが現れた。
ヘンスがバラ園へのバイクの侵入を止めた。
「美智子。来ていたのか」
義父が仲間をつれてあらわれた。
「正門からの襲撃班と戦っていたのでな」
バイクが棘だらけのヘンスに激突した。
人狼がバラの棘にからみつかれた。
苦痛に吠えている。
あなたのポチが筆者の励みとなります。よろしく。
↓
○GはMのところに駈けつけた。
バイクがエンジン音をとどろかせて迫ってくる。
バイクの車輪をねらって拳銃を撃ちまくる。
どうして人狼と九尾族、こうも憎み合うのだ。
わたしには人狼を狙っては撃てない。
銀の弾をうちこんで人狼を消滅させたときの感覚がよみがえる。
あんなことは二度と経験したくはない。
なんて……わたしは甘いのだ。
いまこうして、カミサンの親父さんが働いているバラ園が襲撃されているというの
に。
○バイクがMの鞭をかいくぐってバラ園にむかっている。
「だめ。止めてぇ」
「あうんたらの精気はバラから吸いとっている。バラを壊滅させればあんたらはた
だのひとだ」
「あなた!! あのバイク撃って!!!」
バイクの後輪を狙った。
バイクはさらに激走していく。
このとき、バイクの前方に鉄格子のようにツラバラのヘンスが現れた。
ヘンスがバラ園へのバイクの侵入を止めた。
「美智子。来ていたのか」
義父が仲間をつれてあらわれた。
「正門からの襲撃班と戦っていたのでな」
バイクが棘だらけのヘンスに激突した。
人狼がバラの棘にからみつかれた。
苦痛に吠えている。
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