8月11日 水曜日
目覚めた。
古い柱時計の時を刻む音がしていた。
ヤケニ大きく耳もとでひびく。
4時35分。
しまつた。
寝過した。
塾のはじまる時間を5分も過ぎてしまった。
あわてて隣の部屋――教室のクーラーをつけた。
階段をかけおりる。
玄関に急ぐ。
鍵が閉まっていた。
カミサンが昼寝の時間なのでキーをしめたのだ。
塾生のHさんは帰ってしまった?
……だろうか??
「寝過しちゃったな。起きて。起きて」
カミサンがキングサイズのベッドで眠そうにおきあがる。
「今何時だとおもうの」
「なにいってる。4:36だ」
カミサンの部屋のデジタル時計を見る。
「今度からは昼寝するときも、
目覚ましかけておいてよ。
Hさんのところへ、電話して。
帰ってしまったかもしれない」
カミサンがプッと笑いだした。
「いま、何時だと思っているの」
「ああ、もう37分だ。
正確に、四時三十七分だ!!……」
「朝のでしょう。わたし今少し寝るわ」
わたしはションボリと階段を上がった。
教室のクーラーのスイッチを落とした。
塾の始まる時間までには。
わたしの部屋のアナログ時計の時針は。
文字盤を一回転しなければいけない。
わたしは寝ぼけた。
寝ぼけていた。
超ハズカシーイ。
このまま寝るわけにはいかない。
PCにむかった。
プチしていただければ作者の励みになります。
目覚めた。
古い柱時計の時を刻む音がしていた。
ヤケニ大きく耳もとでひびく。
4時35分。
しまつた。
寝過した。
塾のはじまる時間を5分も過ぎてしまった。
あわてて隣の部屋――教室のクーラーをつけた。
階段をかけおりる。
玄関に急ぐ。
鍵が閉まっていた。
カミサンが昼寝の時間なのでキーをしめたのだ。
塾生のHさんは帰ってしまった?
……だろうか??
「寝過しちゃったな。起きて。起きて」
カミサンがキングサイズのベッドで眠そうにおきあがる。
「今何時だとおもうの」
「なにいってる。4:36だ」
カミサンの部屋のデジタル時計を見る。
「今度からは昼寝するときも、
目覚ましかけておいてよ。
Hさんのところへ、電話して。
帰ってしまったかもしれない」
カミサンがプッと笑いだした。
「いま、何時だと思っているの」
「ああ、もう37分だ。
正確に、四時三十七分だ!!……」
「朝のでしょう。わたし今少し寝るわ」
わたしはションボリと階段を上がった。
教室のクーラーのスイッチを落とした。
塾の始まる時間までには。
わたしの部屋のアナログ時計の時針は。
文字盤を一回転しなければいけない。
わたしは寝ぼけた。
寝ぼけていた。
超ハズカシーイ。
このまま寝るわけにはいかない。
PCにむかった。
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