田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

リリ、お帰り。ここがわが家だよ。 麻屋与志夫

2015-02-07 05:06:41 | ブログ
2月7日 土曜日

●さくじつ、リリが元気に帰ってきた。

たいへんだったな、リリ。

元気といっても、

エリザベスカラ―を首の周りにまきつけられている。

腹部の手術のあとをなめないように――。

とのことだ。

なるほど、

4センチくらいの傷があり、縫ってある。

きれいに毛をそってあるので、

傷口がなまなましく露呈している。

そして、ゴマ粒ほどの乳首のついてているのに気づいた。

妊娠すれば、

赤ちゃんが産まれる。

とうぜんことだが、

哺乳類だからおっぱいを飲ませて育てる。

そうした、

メス猫の自然の営みを、

奪ってしまったようで、

ゴメンなリリ。

●夜なった。

カミサンの脇にもぐりこんでほほを寄せて、

いつものようにねようとして、

カラ―が邪魔で、

それがかなわない。

リリにメロメロのカミサンだ。

そのままほうっておくわけがない……。

元化粧室に使っていた畳の部屋に布団を敷く。

暖房をつけて寝ることにした。

畳の部屋なら、

布団にもぐりこんでこられなくても、

ベッドとちがい高低差がない。

それに暖房を一夜つけっぱなしにして置ける。

リリが「ニャ」と鳴いたといつては、

「痛むのかしら」と心配し、

ほほをスリスリしょうとしても、

カラーがあるのでできない、

といってカミサンは嘆いている。

●カミサン自身は、

K病院で副鼻のCTの結果が火曜日にわかる。

●こうした、

心配ごとが氷が解けるようにはやくいい結果で、

消えて行かないかな。

●春が望まれる。


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古い怪談のある栃木。いま新しい怪談誕生。恐怖、戦慄保証付き

栃木には大中寺の七不思議がある。特に『馬首の井戸』や、秋成の日本吸血鬼物語の嚆矢(こうし)ともいわれている『青(あお)頭巾(ずきん)』は有名だ。―― その土地は、いま外来種ル―マニヤ吸血鬼の侵攻(しんこう)を受けている。吸血鬼監察官の文子と龍之介は敢然(かんぜん)とその敵に立ち向かう。龍之介のジイチャン翔太も愛する九(きゅう)尾(び)玉(たま)藻(も)と、命がけの抵抗をする。二組の恋人同士が最後にたどりついた境地(きょうち)、1000年の時空(じくう)を超えた愛の不滅(ふめつ)の物語。あなたは恐怖し、そして純愛に涙する。

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