田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

認知症にかからないためには――詩を書こう 麻屋与志夫

2015-02-25 04:56:18 | ブログ
2月25日 水曜日
●鹿沼詩友会での三分間スピーチ。

10周年おめでとうございます。
機関誌「かぬま詩草」も発刊して10年、
ひとつの同人誌が10年つづくというのは、
たいへんなことで、
すばらしいことです。
わたしの好きな田村隆一の詩に次のようなフレーズがあります。
詩は青春の文学だなんて後進国の嘘っ八だ
目がかすみ
耳が遠くなり
口からヨダレがたれてこなかったら
詩は生まれない

わたしたち老人の励ましになるような隆一先生の断定です。
(ここで会場を見まわしたのだが、平均年齢70歳を越えている皆さんが真剣にきいていてくれる)

がらり、話題がかわります。

厚労省の発表です。

●10年後には65歳以上の高齢者の5人に1人は認知症になる。

わたしたちがゾッとするようなことですね。

そこで、ネットで調べました。

すると、本をよく読み、

文筆に携わっている人がいちばんボケにくい。

ごめんなさい、ボケなんて禁句ですよね。

わたしも、ボケがはじまったかな。

そんなことはありませんよね。

ともかく、

俳句、短歌、詩、随筆、小説。

なんでもいいから、

文章を書いている人は認知症にかかりにくい。

認知症になっている人が少ないらしいのです。

(みなさん、ほっとした様子だ)

脳が活性化していなかったら、

文章は書けませんからね。

●あと10年。

わたしは91歳になります。

おそらく、ヨダレをたらしているかもしれません。

すると詩を懐胎できそうです。

わたしにも、詩が書けそうです。

だって尊敬する隆一先生が、

そう断言してくれているのですから。

(田村隆一の詩の魅力は江戸っ子の歯切れのいい断言にあるんだよな、と心のうちで、想いながら最後の言葉をつづけた)

●書き上げた詩を持ち込みますから、

あと10年はこのメンバーでこの雑誌をつづけてください。

おねがいします。

●一昨日のブログではスピーチの内容が伝わらないと思います。忘れないうちに再録しました。



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