田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

深夜の裏庭。デッキ。猫の集会。 麻屋与志夫

2017-06-05 01:13:36 | ブログ
6月5日 Mon.
深夜の裏庭。デッキ。猫の集会。

●歳のせいでご多分にもれず夜二回位はトイレに起きる。冬は寝床から這い出るのがつらい。ともかく、寒冷地なので、零度位の温度の中をトイレに行くのはつらい。

●このところ、だいぶ夏めいてきた。温度も20°。トイレの後で、明かりをつけて、裏庭に面した廊下の引き戸をあけ、デッキにでる習慣がついてしまった。

●「白ちゃん。シルバー、リトルホワイテ」とわが家の「猫レストラン」の常連客に呼びかける。低いグランドカバーの草花のかげから猫ちゃんが現れないかと期待する。たのしい瞬間だ。さわさわと草をかきわけ10回に1回位の割合で――期待はむくいられる。

●餌皿に固形餌をいれてあげる。おなかを空かしているのだろう。カリカリカリという音が昼よりも周囲が静かなのでよく響く。「はい、おまちどうさま。お水もどうぞ」猫に声をかける。

●ところが今夜は裏庭に3匹が集っていた。よくいうところの深夜の猫の集会。――なのだろう。わたしも素焼きの植木鉢をひっくりかえして、そっと座り、お仲間にくわえてもらった。鳴きもしなければ、こちらを見ることもしない。深々と夜は更けていく。さわさわとここちよい風がふいている。薔薇の花がゆれている。遠く夜の隅で道路工事の音がかすかにする。ああ、いまも働いているひとがいるのだな。と思った。

●猫ちゃんはじっと座ったままだ。「おい、おまえらなにかんがえているのだ」心の中で猫に呼びかける。GGも仲間にいれてくれよ。返事はもどってこない。猫って哲学者みたいに真剣になにか沈思黙考している顔つきをしているときがある。

●ホンマニ、なにか考えているのでしょうかね。


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