田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

お盆小景

2007-08-14 08:10:44 | Weblog
8月13日 月曜日 晴れ
●早い朝の街をカミサンとお盆さんを迎えにいく。家紋の入った盆提灯をさげている。途中花屋さんでお墓に供える花を買う。おやじの話をしながらお寺さんに向う。毎年同じようなことをしている。お盆にはどうしてもご先祖さまのことが話題になる。それにしてもこの町の疲弊はなんとしたことなのだろうか。つい昔の話になる。この小さな田舎町は、もはや町としては機能しなくなっている。商店が激減した。魚やさん、八百屋、薬屋、飲食店、衣料品店、呉服屋、酒屋、床屋、お菓子屋、パン屋、本屋と思いでのある店が廃業に追い込まれてしまった。さびしい。商店街はシヤッター通りとバカにされている。町の人たちの購買意識がすっかり変わってしまったからだ。べつに商店主が働きがないわけではない。大型スーパーチエン店でしか買い物をしない。歩いて買い物に行くのはわたしたちくらいだ。みんな車でのりつける。買い物かごを下げて近所の商店街に行く。そうした風景はもうこの町にはなくなっている。シミジミサビシイ。

●それでも民族大移動の季節。都会に出た親族がどかどか帰ってくる。町がいっとき賑やかになる。

●迎え火を提灯のローソクに移した。カミサンが顔見知りの人と話をしている。おもわぬ人との出会いがある。田舎と都会のことばがゆきかうのもこの季節のお寺さんでの風物詩なのだろう。それにしても歩いてくる人が少なくなったな。近くの人でも、ちょいと車でやってくる。

●息子が「日本ブログ村」への参加手続きをしてくれた。ずごくうれしかった。文章を打ち込むことはできるが、あとは勉強している真っ最中だ。これからだ。これからだ。HALとは毎日必ずどんなことがあってもとデートすること。顔をみあわせること。ブログのわきにはりつけるバナー。なんて知らなかった。こんどお盆が終わってパソコン教室に通いだしたらいろいろ教わることが増えたな。HALの機能の奥深さに驚く毎日だ。

●長女が家族できている。みんな元気だ。孫娘たちには、田舎が珍しくて楽しいらしい。息子につれられて、K川遊びに出かけた。

●夜。9時近く息子は帰って行った。わたしは、塾の授業があったので送り出すことができなかった。

●ショートショート「ロープ」を再読した。50年近くまえの若か書きだ。このあとにつづく波乱万丈の文学的半生を想い感慨無量。一番変わったのは、パソコンの出現だろう。書くことがあらゆる面でらくになった。たのしくなった。HALちゃんがJAZZをかなでている。これはたしか水道橋際謀喫茶店できいたものだ。記憶力の減退が恥ずかしく、某などと気取ってみた。

●夜になっても暑い。でも奥の書斎は涼しい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿