映画『プール』を観ました。
「理由なんて愛ひとつで十分だ。」がキャッチコピーのこの映画。
そうだよね。
「愛ひとつで十分」なんですよね。
「どうして?」
という問いには、
「そうしたかったから。そのときそうしたいと思ったから。」
私たちってホントはそれだけで十分なことってあるんです。
だけど頭は後付けで複雑な理由を並べてしまう。
セリフの少ないこの映画で、主人公や取り巻く人々の気持ちやいいたいことを想像する。
言葉や説明に溢れたテレビや映画と全く正反対のこの映画を観ながら、
たまには言葉のないのもいいもんだと思いました。
ラストシーンの朝の映像が印象的でした。
エンディングテーマを聴きながら、何故か涙が流れました。
タイの明るい太陽に照らされた青いプールはとても綺麗。
食べ物はおいしそう。
大笑いをするシーンもなく、大泣きをするシーンもない。
ハラハラドキドキもしない。
だけど、じんわり心にしみるいい映画です。