突然思い立ち、今日は出雲に行ってきました。
昨日お会いしたはまのさんが奥出雲にお住まいということで、やっぱり行くか!ということで突然決めたのです。
今月は伊勢神宮にも行ったので、日本の二大神社を一気に制覇しちゃいました(笑)。
今は神有月ということで、出雲を訪れる人も多いみたいですね。
全く知らなかったけど『神話博しまね』も開催中でした。
夕方には広島に戻るという予定で私にしては珍しく朝から出発。
まずははまのさんのオススメパワースポット須佐神社を目指しました。
ここは須佐之男命が祀られている神社です。須佐之男命と言えば暴れん坊のやんちゃな神さまで、天照大神の弟と言われています。
八岐大蛇(やまたのおろち)を征伐したということで知られています。
八岐大蛇ってもしかしたらこの辺りで大昔に火山の噴火でもあったのかなあと思いました。
日本の神話って、なんとなく日本の歴史上に起きた自然の災害や出来事を、後の人に伝えやすいように神さまという人格を与えて伝えてきたように思うんですよね。
火山国で海に囲まれた島国であり自然の変化に富んだ日本では、人々が自然と共存して生きていくためにその自然の中に神さまという人格を見て、その神さまと仲良くしようと言い伝えることで自然を大切にすることにつながってきた。
人間って不思議で、モノって考えるとそこにある命や息づくエネルギーを感じ取ることができにくいけれど、神さまって考えれば、自ずと大切にできるんですよね。
土地のエネルギーが高い場所や危険な場所を「神さまの場所」と決めて、そこに人々が訪れたりむやみに近寄ったりしないように守ってきたのかなって。
そう思うと昔の人々が後々の人々の幸せを願って目印として作ってくれたのが神社のような気もします。
須佐神社は本殿の裏に大杉(御神木)があって、その杉の木からひんやりとした気持ちいいエネルギーを感じました。真っ直ぐそびえ立って雄々しかったですね。
神社の真向かいにある天照社。やんちゃな弟を見張ってるみたいでした(笑)。
そしてその後は大急ぎで出雲大社へ。
出雲大社は大國主神(おおくにぬしのかみ)を祀った縁結びの神さまとして知られています。
男女の縁だけでなく、商売、仕事、全てに関係する人の縁に関わる神さまです。
その昔、ににぎのみことが大和国を統治した際、当時葦原中國(はしはらのなかつくに)を治めていた大國主神が血を流すことなく話し合いで国を譲ったという国譲りの話は有名です。
今でいうNVC(非暴力コミュニケーション)の先がけですかね?(笑)
出雲大社は大鳥居をくぐると参道がゆるやかに坂を降りて行くように出来ています。
大きくても奥ゆかしさを感じた伊勢神宮に比べると、全体的に大きくて派手な感じがしました。
さすが大社と言われる所以です。神楽殿の七五三縄(しめなわ)もものすごく大きいです。
七五三縄だけで重さ4.4トンもあるそうです。
出雲大社は60年に一度と言われる平成の大遷宮の前で、本殿はカバーがかけられてました。
本殿の屋根も葺き替えられ、来年平成25年の5月10日から新しい本殿になるそうです。
というわけで、ちょっと駆け足で巡った出雲でした。
今度は下調べをしっかりしてから行ってみたいと思います。。
(余談ですが、出雲大社のお参りの仕方は、一拝、祈念、二拝、四拍手、一拝なんですと。知らなかった。)
『神々の国しまね~古事記1300年~スペシャルサイト』というサイトもコンテンツ豊富でなかなか面白いです。
[図解]伊勢神宮と出雲大社 | |
三橋健 | |
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