オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

『SINMO祭り』in 神戸チキンジョージ

2017-07-30 | マリライブレポ

7月も最後の日曜日、神戸のチキンジョージで開催のSINMOさんこと新本孝幸さん主催のライブに出演してきました。
SINMOさんにはPeppermint Leafのニューアルバムのレコーディングにも参加していただいて、久しぶりにご一緒できました。ちょっとだけライブレポします。


ピアノはあるから丸腰で来ていいよ、ということでしたが今回は夫と車で神戸へ。
広島は朝からいい天気。でもSINMOさんのライブだから絶対降るよ、と言ってたらやっぱり神戸入りした途端、雨。
幸い天気雨ですぐに止み、チキンジョージに着く頃には上がってました。


Peppermint LeafとGAPの2マンライブで来て以来5年ぶりのチキンジョージ。相変わらずいいハコです。
SINMOさんもそれ以来主催ライブはやってなかったらしく、そんな記念すべきライブに出演させていただいて感謝でした。
今回はバンドではなくてソロでの出演。
選曲には迷いましたが、CDに収録の曲とカバーを1曲歌わせてもらいました。
セットリストは以下の通り。


1.媚薬
2.Mermaid Story
3.青春の輝き(カーペンターズ)
4.君に出会えて
5.海の色に染まる午後 w/ SINMO
6.天使の翔ぶ街 w/ SINMO


チキンのPAのガチョさんの音作りが相変わらず素晴らしく、とっても素敵な音環境の中で演奏させてもらいました。ありがたかったです。ライブ写真です。


  
  
  
  

リハの楽屋から打ち上げまで楽しくてあっという間の1日。
何かとっても充実していて心地よい疲れに満たされたライブでした。
出演者、関係者の皆さんのお人柄とか音楽性とか全体的なものなんでしょうね。


久しぶりに会えたGAPのギタリスト橘くんとドラムのm.t.さん、そしてSINMOさんから「今日の唯一の賭け」と言われていた17歳の高校生ベーシスト真丈くん。トップバッターのゴスペルグループ、ミカエルチャイルドさん、広島の誇るブルースギタリストキング増本さん、東京からの「チーム怪獣」のお二人。SINMOさんと知り合ってなかったらきっとご一緒する機会もなかったかもしれない方々とステージを共にすることができて本当に幸せでした。


SINMOさんは1ヶ月前まさかの追突事故に遭い、その後遺症で首と腰の骨がずれた中でのライブ主催と出演。まさに満身創痍でしたが一番楽しそうなのもSINMOさんでした。根っからのバンドマンなんだとつくづく(笑)。


SINMOさんとは出会って10年くらい。初めて会った時からエネルギーいっぱいのすごい人だなと思いましたが、当時から全然変わらず、外資系大手のサラリーマンとの兼業ミュージシャンながら、専業の人に負けないくらい音楽に向かう姿勢がはるかに一流だといつも感じます。周りにいつも目をかけて「若手を育てよう」「音楽を楽しむ仲間を増やそう」と常に一番に動かれる。つくづく尊敬できる人。だからこそ第一線のプロの方からも愛され一目置かれる存在なんでしょうね。


神戸は4年前の夏、甥っ子の潤平が19歳で突然天国へ旅立った街。
それからなかなか行く機会がなかった場所でした。
生きてたら23歳になっていた潤平ともしかしたら一緒にステージに立ったかもしれない神戸のチキンジョージで、歌いながら潤平を思い出しました。


Peppermint Leaf の2nd Albumのタイトル曲「星をカバンに詰め込んで」という曲は、大事な人を亡くしたり悲しい記憶に捉われている人に向けて「悲しい思い出は忘れてもいいよ」というメッセージを込めた歌ですが、いろんな思い出や過去を捨てるのが最も苦手なのは自分自身かもしれないなとたまに思います。


叶わなかった夢、届かなかった思い、やり残していること、、、
人生を少し長く生きてれば誰でもそういう後悔を持ってしまうものですが、生きてるうちは何歳からでも何度でもやり直せるとそう思います。
だからやっぱり今日も前を向いていこう。これからもそんなメッセージを発信し続けようと思います。


最後にSINMOさん、本当にありがとうございました。
身体にはくれぐれも気をつけてお互い長生きしましょうね。