連載『ホンキの作曲術』は今日はちょっとお休みして。
今日はちょっとオリジナル曲ということについて書いてみたいと思います。
「オリジナルのバンドをやってます」って言うと「あ、そう」ってさらっとかわされることが多いんですが、一般的に「オリジナル曲」ってどんなイメージで捉えられるんでしょうかね?
やっぱりこんな感じ?(笑)
映画『スィングガールズ』の挿入歌『失恋してもラビンユー』
「バンドあるある」(笑)。
ツッコミどころ満載です(笑)。
これ映画館で観たときは笑いすぎてお腹が痛くなりましたけどね。
まあ、多かれ少なかれ中学生のバンドはこんなところから入るんじゃないですかね。
等身大(の言葉遣いと考え方)の歌詞。
飾らないそのままの(またはどっかから借りて来た)メロディ。
次から次へと出てきて収拾のつかなくなったメロディと曲の構成。
ちなみにこの曲は、
スローなAメロ(サビ)−Bメロ−Cメロ−Dメロ−Eメロ−Fメロ−Aメロ(サビ)
となってますね。すごいね(笑)。
もちろんこれはウケ狙いで作られてるわけですが、それでもちょっとだけ「骨格」を意識して曲を作れば、案外いい曲になるんですよね。
ちなみにこちらはめっちゃ歌詞は笑えるけど、意外に骨格がしっかりしてる名曲(迷曲)。
ご存知、BUNP OF CHIKENの隠しトラックより『new world サミット』
「ポポンポン」って・・。
さすが中学の同級生からのメンバーで組まれているBUNPは面白すぎます。
一部では藤原くんの才能の無駄遣いと言われてますが(笑)。
それから私のヘビロテのお腹よじれる系の名曲(迷曲)『油』
こういうのはもう違った意味で名曲ですよね。
ほんと何回も聴いちゃう(笑)。でも電車とかで聴くとまじヤバイ。
でもこの曲のおかしさは実はしっかりとしたテーマと曲の構成といいメロディとコード進行やリズムがあってこそなんですよね。
そういうところは落語に通じるかもね。
曲の良さと歌詞のバカバカしさのギャップで笑える。
お笑いだって、ボケと突っ込みとか、リズミカルであるとか、キメ台詞とかキャラとかあるもんね。
ふざけて作ったこういう曲が自分の代表曲になるとちょっと悲しいかもしれませんが、やっぱり人生に笑いは必要なんでね。
皆さんも1曲くらいこういう曲を作ってみるのはいかがでしょうか?
私にも1曲ちょっとそういうタイプの曲がありまして。ご紹介します。
Orange Blue時代に作った『君はヤツのもの』。
これは歌詞が先に出来ていて、スタジオリハの時にバンドでセッションしながら作った曲です。
お腹よじれる系には全然ほど遠いけど(笑)。
もうちょっとふざけた感じでライブみたいに歌えば良かったなー。
種明かしをすると、これは当時聴いてたベント・ファブリックの『Juke Box』というアルバムを真似て作ったんですね。
ね?ベースラインとリズムパターンがほぼ同じ(笑)。
もちろんこれはもともと巷によくあるコード進行ですけどね。
また、こういうタイプの曲もたまには書いてみようかな、と思います。
皆さんもぜひ!!
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