★「代償」 伊岡瞬
「一気読み絶対保証!!」なんていう帯に魅せられて・・・
平凡な家庭で育ち幸せな生活を送っていた小学生の圭輔は、
不幸な出来事で両親を亡くし、遠縁の家に引き取られる事になる。
しかし、そこでの暮らしは、ひどいもので、
圭輔には、食事も衣類も何もかも、最低限のものしか与えられず、
まるで、奴隷のように扱われる。
そして、ここには、圭輔と同い年の達也がいて、
これがまた、冷酷でひどい人間で、
あぁ・・・もぉー!!
この家族って、いったい何なの!!
などと、怒りがわくと同時に、
背中がゾクリとする、何とも言えない恐怖を感じた。
第一部は、こんな感じで、
何とも気持ちが収まらない・・・
で、第二部に突入。
ここからは、時が流れ、成長した圭輔が弁護士になっていて、
ある事件で逮捕された達也から、弁護の依頼が舞い込むのだが、
巧妙な罠が仕掛けられていて、
どうなる!?圭輔!?
とにかく、ページをめくる手が止まりません。
興奮して、感情的になって、夢中で読みました。
衝撃のサスペンスでした。
休日の、どこへも出かけられない、雪の降る日に、どうぞ・・・
私の満足度 ★★★★★