ばばの気まぐれ日記

老後の暮らしというものはこういう事だったのかと思う日々
老後を迎えて初めて気が付くことも多い日々

今一度短歌に思う

2021年06月26日 | 俳句・短歌

2015年の9月21日(月)朝日新聞の23面「Reライフ人生充実」三十一音 無限の世界・・・・・歌人の東直子(ひがし なおこ)さんが大阪市東大阪市の木村さんからのメールへお答えしている記事です。

これは私が短歌を少しだけ齧り始めたころにこの記事に感銘を受けまして、新聞からビリッと破って取りおいていたものです。

ご質問メールの内容は「リタイア後に友人へ宛てるハガキなどへ一首書けたら良いな!」と言うものです。私も同じような事が短歌に興味を持ったきっかけです。

歌人の東直子さんからの(アドバイス)お誘いは「さあ短歌を詠んでみよう」先ずは「心さらけ出し、自分の言葉で」と推奨されておられます。

1:ふだん通りの言葉遣いでOK

2:自分らしい表現を

3:素材はいろいろ

4:リズム感や言葉の響きも大切

その当時の記事なのですが、今この記事をもう一度読み直し、如何に素晴らしいアドバイスをされておられたものかと当時は気が付かなかったことが今の私にはすべて理解できるようになっていました。(それだけでも成長したということですね)

当時この記事を読んだ時にはまだ短歌について何も理解していなかった、ただすんなり詠めるようになりたいだけでした。あれから6年後にあの時の記事がこんなに素晴らしいものだったとは今になってその恩恵を心に深く拝受させて頂いて居ります。

古くても、感銘を受けた新聞記事は大切ですね。保存していて良かった。もう少しで断捨離してしまいそうでした。短歌を遣り続けていたから捨てなかったのです。

この中には1:気軽に力試し・・・と言って具体的な投稿の仕方などもアドバイスしておられます。

また2:教室で習いたいという場合にもアドバイスが載って居ます。

3:仲間と交流するにはとして作風の合う「結社」みつけて・・・

など今にして思うと知りたかったことを丁寧にアドバイスしている記事です。

しかしその時の私には雲をつかむような状態だったのでしょう!。今になってやっとすべてを知ることが出来ました。

ここ6年間に遣ってきたことは間違った道のりではなかったという事も確認できました。この記事が役立っていた訳です。ありがとうございます。

NHKの選者のお一人、高野公彦さんからのアドバイスも載って居ました。

「温かい気持ちになったり心が洗われたりユーモアがある歌が好き」と言っておられ、たくさん詠むことで推敲不足になることの弊害なども言っておられました。『落ち葉の絨毯』など決まり文句は使わずに(笑・・紅葉の落ち葉と言えば使いたくなりますよね!)独自の表現を・・と言っておられます。今ならよく理解できます。始めたころは決まり文句に決め文言など使えばよいと思っていたような今にして思えば笑っちゃいます。

 

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