
超有名なCSN&Yのライブアルバム「フォー・ウエイ・ストリート」だ。
俺が高校1年だった。CSN&Yの「金字塔」なる寄せ集めのアルバムを買って、猛烈に惚れた。今まで聞いたことのないロックだった。
その正月、お年玉すべてを握りしめ、「東京には中古のレコード屋がある」と聞いて、友人2人と初お上りをした。
有楽町・数寄屋橋の「ハンター」という当時有名な店だ。2000円ほどだったLPが半額ほどで買え、CSN&Yをすべて買った・・・懐かしい思い出だ。
中でも、このライブアルバムは最高だったなぁ・・・
西海岸サウンド?彼らが作った音楽が無ければ、イーグルスも無かったほど、ロックにさわやかな風をもたらしたグループだった。
1969年フィルモアイーストで初めて聴衆に姿を見せる。1か月後はウッドストックだ。70年には名盤「デジャ・ブ」発売。
70年5月4日オハイオ州、ケントオハイオ州立大学での反戦デモに州兵が発砲・4人の学生が亡くなる。彼らは、すぐ「オハイオ」と言う曲を作り、抗議の唄声をあげる。
70年以降の3つのライブ音源を集めて世に出したアルバムが、写真の「フォー・ウエイ・ストリート」だ。オハイオも収録されている。

さて、その1969年、フィルモア・イーストライブが発売された。未発表音源!!
買わない選択肢はあり得ない!!!
真っ先に、レコード屋のCDのコーナーに突入、手に入れた。

「フォー・ウエイ・ストリート」のように、アコースティックから始まって、エレキのニールヤングとスティルスとのバトル。
「フォー・ウエイ・ストリート」とかなり曲は被るが、ライブならではの違いもあって実に良い。
組曲「青い眼のジュディ」などこちらは、フルで収まっている。
エレキの部分は、ドラムスとベースがフォー・ウエイでは、Ds/ジョーニー・バーバタ・・B/カルバン・サミュエルで、やはりこちらが抜群に良いな。

最後はどちらも「自由の値」で終わる。
♪ 僕たちは地中に埋められた自由の代償を見つけ出せるか?・・体を横たえてみよう・・♪
公民権・ベトナム反戦、多くの犠牲者が眠る大地に対し、このように歌っている。多くの犠牲を払って社会を前進させてきたことへのシャウト・・・ロックだぜ!
うんじゃ・・・聴いてみようか?