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しばらく「お知らせ」で載せていたコンサートに行って来た。
2年ぶりによしだよしこさんや中川五郎氏に会えるってんで、楽しみだった。
最近良いってんで、あがた森魚氏も興味があった。
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コンサートはよしだよしこが掴みだった。
パーカッション氏との絡みが、演奏に幅を作ってGOOD!
言葉が突き刺さる鋭さだ。相変わらずで、嬉しかった。
来年には、T市に来てもらうのだ。
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中川五郎氏である。花道まで使って、走り回るパワフルなステージは、格闘技でもあった。伝えたい思いを、自らの言葉で相変わらずだった。年とともに、少し柔らかくなったかも?
相方のギター氏は、完璧だった。テレキャスターがいい音だったわ。
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鈴木亜紀さんと言う方で、始めての体験。
詩・写真・音楽と多才な方らしい。
ピアノの弾き語りだが、ユニーク・詩がポップで、時々ドキッとする言葉もあって、まあまあかな?30分のステージだったが、それ以上はきついかも?
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ところで、ここの会場は群馬県みどり市(町村合併でこんな名前になっちまった)の「ながめ余興場」と言う施設である。
多分、60年はとうに越える演芸場だ。存在は知っていたが、来るのは始めて、来たかったのだ。
いい小屋だわ。
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木の椅子・桟敷席・舞台を眺めた左手には、長い「花道」が控える。
TVなど普及しなかった時代、ここには幾多の「旅芸人」が訪れたことだろう。
村民が農閑期に、アマチュア演劇や芝居など行ったか?
多くの、絡まった、芸能への思いがまとわりついた風景を感じたね。
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「花道」ね。
ほんと、いい小屋だわ。
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さて、休憩が終わって、あがた森魚がステージに上がった。
レトロな曲で、大正・昭和の初期音楽が蘇る1曲目だ。
曲や演奏は良いな。
彼が発した言葉は、誰に届けるでもなく、あがた本人に戻ってゆく・情念に近い言葉だ。
そのスタンス・昔のままであり、ある意味、あのまま、まだ歌ってるのね・・・と感嘆でもあった。
もう昔・70年代
都会では自殺する若者が増えている
今朝来た新聞の片隅に書いていた
だけども問題は今日の雨 傘がない
行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
君の街に行かなくちゃ 雨にぬれ
つめたい雨が今日は心に浸みる
君の事以外は考えられなくなる
それはいい事だろ?
こう、井上陽水が歌って、社会と個人を断絶し、日本の70年代フォークと呼ばれたフォークは終焉を迎えた。
はるか40年前・その終焉の淵にあって、歌っていた、彼女や彼らはいま、ある時期歌うことを止め・歌う場も少なくなって行った。
そして今、何処でも・どんな少人数でも、歌いたいと、アクティブに歌い始めている。
届けたい言葉を握り締めている者・そんなスタンスは無く飄々と繰り返す者
アマチュアとはいえ、我がフォークは如何に?
そんなことが問われて、コンサート会場を後にした。
観客は200余か?
これだけの出演者を揃え、主催した主催者に頭が下がる。
2007年・年の暮れの出来事だった。
PS・僕のブログ閲覧の皆様・1年間ありがとうございました
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