ロストのゆっこが、高校の同級生の依頼で、1つのコンサートを企画した。
たつの素子くもとこ> 和歌山県新宮市出身。武蔵野音楽大学声楽科卒。
1973年 小さな音楽グループ「花かご」結成。
1975年 統一劇場入団。 1994年 現代座退団。などと、経歴のあるお方の・・・
山田洋二監督の「同胞」なんぞに、出ていたな。「幸せの黄色いハンカチ」で、COOPの前で歌っていたような・・・・
で、
ゆっこがやるってんで、ロストはスタッフとして、働いたのだった。
わしゃ、駐車場の看板など・・・
そして、このお方がピアノを弾くってんで、実に楽しみであった。
安達元彦(あだち もとひこ)・・1940- ・・作曲家。
1958年、国立音楽大学作曲科入学、島岡譲に和声とフーガ、外崎幹二に対位法を師事。同大学中退後は松平頼暁に師事。
歌謡曲、浪花節、地唄を初め、ジャズやアジア・アフリカの民俗音楽にも影響された作風。などと、ぐぐったら出てきたが・・・確かに彼の始まりは、クラシックの新進気鋭作曲家で、評価も高かったが、フィールドフォークとの出会いが、以降の彼の音楽を、そうしたクラシックの世界からドロップアウトさせたようである(ここらは、本人から何度かお聞きしたのだ)。
僕らには、岡田京子さんの旦那・・フォークスのピアノ弾き・・その見事なピアノの音色やフレーズにしばしノックアウトされた方、であろうか?
僕は、何度もあちらこちらで、お会いしているのだが「僕はロストと一緒にやってみたい!」などと、ウソともホントともつかない話を振られているのだった・・・
準備万端・・・
主催者挨拶・・・
本番進行中・・・・客の入りも一段落して・・・真剣・・・
1部はたつのさんの持ち歌と共に、彼女や安達さんの音楽を引き継ぐ人たちの「育て」として、関野さん(うた)秋山さん(ピアノ)という、若手の演奏なども織り交ぜたステージが展開された。
「鶴」など・・・ロシア民謡世代には、かなり受けていたのだった。
2部は、小学校3年の教科書に載っている「さんねん峠」の・・・まあ、1人芝居が展開された。
館林では、岡田さん、そしてソン・ファミさん達で何度か公演を行ったので、実に馴染みで、懐かしかったのだった。
こいつは、実に、大うけであった。
ほとんど知らない人のチケットを売る。
何だか良くは分からないが、あなたが勧めるなら、行くよ!と
一族郎党・腐れ縁・友達だから仕方なく・・・・はては、何だか、だまされて・・・と、義理には堅い、地方の庶民はなぜか、保育園へ・・・
それにしても、120余人・・・実に良く集まったと感心した次第。
地方での、こうした取り組みの原点を、改めて、再認識した次第・・・であった。
ハレの場・・・・天晴れであった。
素敵なコンサートでありました。
打ち上げ・・・・
たつの素子・・・安達元彦・・・・
まだまだ、日本のあちこちで、種を蒔き続けて欲しい人たちであった。