一か月日本にいた間、いくつかのことが起きました。Bloomingtonで長い間親しくしていただいた人たちが、プログラムを終えて帰国。一家族は、日本へ。もう一家族は、ブラジルへ。どちらの引越しにも居合わせることができず、すれ違いになりました。6月にも、ずっとお世話になったご家族が、私がフィンランドに行っている間にボストン近郊に引っ越した、ということもありましたが、いずれも、仕事のタイミングがそこしかなく、今回も残ってくれた家族がお見送り。
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この3年半ずっと会ってきた、同じアパート内に住む仏系アメリカ人で中国人と結婚して死別、30年間一人で暮らしている「おばあちゃん」がいます(2008/1/19に記事)。彼女が、わたしが日本にいる間に、心臓の病気で倒れました。食事などの管理が必要な状況ではあったはずですが、突然の悪化でした。で、入院。しばらくして、リハビリもしてくれるNursing homeというところに移りました。
状況はニョーボからずっと聞いていたのですが、帰ってすぐ尋ねてみました。姿を見て愕然としました。「この人だ」と教わらない限り気づかないほど、顔が変わっていたので。いっぺんに10歳くらい歳をとったか、というほど。もっとも彼女も90歳。いままでが歳よりずっと若かったが、ここで一気に歳相応に老けた、ということでしょうか。でも、人はこんなに短い間に一気に衰えるものなのか。。。
大学から帰ってバス停を降り、アパートの部屋までの歩くと彼女の部屋の前を通る。しばしば外に面した窓の前で待ち構えている彼女に捕まり、しばらく話をすることになる。今年のとくに秋ごろは自分に心の余裕がなくて、「ちょっと勘弁してくれ」と思うこともあったんですが、もう、彼女がアパートに戻って暮らすことはないでしょう。
今いるNursing homeはすぐ近くですが、子がいないばーちゃんの面倒を見られるのが、これも病気を抱えた妹夫婦なので、その人たちの便利のため、隣町の施設に近々移動するとのこと。でも、ときどき行けるかな。
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大腿骨を折った(本当の)祖母が、ちょうど日本で親元に滞在している間、リハビリの結果なんと寝たきりにならずに復活、戻ってきました。96歳で! 「化け物」としか言いようもない強さですが、母によると、流石にちょっとボケが入ってきたもよう。私が日本を離れた直後、お風呂で転んでまた肋骨を折ったそう。
とても元気な二人だったので、勝手にいつまでも元気なような気になってしまっていたのですが、当然、いつどうなってもおかしくない。ちょっといない間に、ということが立て続けに起こって、それを実感しました。
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これもいない間にBloomingtonは季節が進み、いつものとおり、降れば雪。降雪はわずかで、うっすら砂糖をまぶしたようだけど、気温が終日零下なので、なかなか消えない、という「いつもの冬」になっていました。写真は学生会館の前、ここのコンピュータルームで仕事をするんですが、食堂もStarbucksも閉まってて、ひっそり。静かな年の暮れです。
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この3年半ずっと会ってきた、同じアパート内に住む仏系アメリカ人で中国人と結婚して死別、30年間一人で暮らしている「おばあちゃん」がいます(2008/1/19に記事)。彼女が、わたしが日本にいる間に、心臓の病気で倒れました。食事などの管理が必要な状況ではあったはずですが、突然の悪化でした。で、入院。しばらくして、リハビリもしてくれるNursing homeというところに移りました。
状況はニョーボからずっと聞いていたのですが、帰ってすぐ尋ねてみました。姿を見て愕然としました。「この人だ」と教わらない限り気づかないほど、顔が変わっていたので。いっぺんに10歳くらい歳をとったか、というほど。もっとも彼女も90歳。いままでが歳よりずっと若かったが、ここで一気に歳相応に老けた、ということでしょうか。でも、人はこんなに短い間に一気に衰えるものなのか。。。
大学から帰ってバス停を降り、アパートの部屋までの歩くと彼女の部屋の前を通る。しばしば外に面した窓の前で待ち構えている彼女に捕まり、しばらく話をすることになる。今年のとくに秋ごろは自分に心の余裕がなくて、「ちょっと勘弁してくれ」と思うこともあったんですが、もう、彼女がアパートに戻って暮らすことはないでしょう。
今いるNursing homeはすぐ近くですが、子がいないばーちゃんの面倒を見られるのが、これも病気を抱えた妹夫婦なので、その人たちの便利のため、隣町の施設に近々移動するとのこと。でも、ときどき行けるかな。
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大腿骨を折った(本当の)祖母が、ちょうど日本で親元に滞在している間、リハビリの結果なんと寝たきりにならずに復活、戻ってきました。96歳で! 「化け物」としか言いようもない強さですが、母によると、流石にちょっとボケが入ってきたもよう。私が日本を離れた直後、お風呂で転んでまた肋骨を折ったそう。
とても元気な二人だったので、勝手にいつまでも元気なような気になってしまっていたのですが、当然、いつどうなってもおかしくない。ちょっといない間に、ということが立て続けに起こって、それを実感しました。
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これもいない間にBloomingtonは季節が進み、いつものとおり、降れば雪。降雪はわずかで、うっすら砂糖をまぶしたようだけど、気温が終日零下なので、なかなか消えない、という「いつもの冬」になっていました。写真は学生会館の前、ここのコンピュータルームで仕事をするんですが、食堂もStarbucksも閉まってて、ひっそり。静かな年の暮れです。