図書館に行ってみると、ここでもPCの入れ替え。だいぶんスピード低下が目立っていたPCを、新しいものに総入れ替えするようです。契約しているらしく、またDell。ところによってはすでにこの新しいマシンが入っていますが、けっこう速くて快適です。
今日はPhonology Festにちょっとだけ顔を出して、Ken先生に挨拶。それからある韓国人の先生に韓国語の実験文を修正してもらいました。さらにそのあとStat/Math Centerというところへ行ってSPSSという(よく知られた)統計ソフトを購入。
このSPSSはそのときの最新バージョン(本年度は14.0.1)が学生なら$25で買えます。その代り、1年で期限切れ。使えなくなります(今回のものは来年の8月いっぱいまで)。でも、日本でも高いこのソフト、アメリカでもオプションも含めたフルセットで買うと$2,000位するようです。1/80程度の値段で使えて、また同じ値段で最新版が手に入るなら悪くない。
とくに来年度は、秋学期・春学期と連続でAdvanced Statistics in Psychology(I&II)を受講する予定。講師のKruschke先生がSPSSを購入しておくことを勧めています。学校にもあるのですが、おそらく次々出される宿題をこなすには、自分のPCに持っているほうがいいでしょう。そういう意味でも惜しくない。また、このあと日本でやるSyntaxの実験にもさっそく使用する予定、ということで、帰国前に急いで買いに行きました。
このことを先の先生に話すと、「学生なんだ、(タダの)海賊版を使ってもいいんじゃない」と言います。彼には韓国での調査のことも話をしていたのですが、宿泊場所の話になりました。そこで「モーテルかなんかに泊まります」「高いだろう」というやり取りがあり、私は「いえ、まあ日本の水準じゃあ安いですよ」と言ったのですが、すると彼はこう諭してくれました。
「日本人の水準で考えてはいけない。今きみはアメリカにいる貧乏な学生なんだ。お金は大事にしなさい」
おっしゃる通り、日本の水準の給料がもらえているわけでなし、「日本の水準で考えれば安い」など、思い上がった失礼な発言だったかもしれません。発想を変えるべきでした。ありがたい助言です。いちおう自分の知的所有権を主張する可能性もある人間の端くれとして、SPSSのライセンスを侵すのはやめて購入しましたが、韓国ではできるだけ安い宿泊方法を考えようと思います。
たまたま読んでいてくださった方、ありがとうございました。またできれば日本で記事を書きたいと思います。まずは久しぶりの時差克服からスタートです。