時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

Vaasa行き 1 公衆電話?

2009年05月31日 | 旅行記
(また4つ一続きの記事です。下へ)

時差ボケでへろへろになりながら、3日間の実験を終了、北西のVaasaにいる友人の誘いを思い出し、出かけてみました。「この電車に乗るから迎えに来て」と連絡しなければいけない。けど、携帯も持ってないし、公衆電話あるのかな? 同居している女の子(いまだに名前不明、一番英語が上手い)に聞くと「ないと思う。10年くらい前まではあったけど、携帯が普及してみんな取っ払ったと思うよ」。どうしよう。

で、最終列車の切符を駅で確保してから、ツーリストインフォメーションで尋ねると、「一つだけあります、Fexcoに行ってください、場所は・・・・」と教えてくれる。行ってみると写真のような場所。窓口があって、申し出て設置してある電話を使う、という方法でした。Vaasaまで2分、0.60ユーロ。

Vaasaまで

2009年05月31日 | 旅行記
Vaasaは図の中央下にあるヘルシンキから北西に、ボスニア湾まで行ったところにある海沿いの小さな街。スウェーデンの影響が一番強い地域だそうです。最終列車は、6:30に出発、Seinajokiというところで乗り換えて、10:17にVaasaに到着。まだこれでもフィンランドの南のほうですが、自分にとってこれまで最も北に到達する旅になりました。

ヘルシンキに近いほうは畑が多く、Vaasaに近づくごとに森、ときどき湖という景色でした。Vaasa到着はほとんど時間通り、10時過ぎでもまだ明るい。迎えに来てくれた友人と、彼女の大学の同級生とのお別れパーティに途中参加させてもらいました。授業は全て英語だそうで、ギリシャ、ナイジェリア、メキシコ、ドイツ、中国、スペイン、ドイツ、ハンガリー、リトアニアと多様な顔ぶれでした。助け合って卒業を目指してきたらしく、とても仲良しでした。

追記:Helsinki~Vaasaは片道58.50Euroでした(特急の場合)。フィンランドで学ぶ学生なら、半額だかの割引だそうですが。

次の朝

2009年05月31日 | 旅行記
12時になっても真っ暗にならない中、友人と話し込み、1時ごろやっと就寝。ついに時差ボケ解消してゆっくり眠れました。で、12時近くに遅いブランチ。とってもいい天気だったのでテーブルを庭に出して。幸い、いちばんいい季節、いちばんいい陽気のときに行ったようです。この庭から海(内湾)が見えます。冬は全て凍るそうです。

帰途に

2009年05月31日 | 旅行記
Vaasaでは、街中をちょっとぷらぷら、海へ出て行っただけでしたが、あちこちで友人の友人に会って、立ち話。いまいる共同住宅を出て、もう一つ貸してくれるところへ移動する必要があり、一泊だけでヘルシンキへ。写真はSeinajokiでの乗り換えで、Intercityがくるのを待っているところ。ヨーロッパはこんなふうに、日本と違って、ホームが低いところが多いように思います。ホームに腰掛けて待ちました。

ということで、小旅行はあっという間に終わり。ヨーロッパで電車に乗るだけでも楽しい。誘ってくれた友人に感謝。7年ぶりの再会でした。

Finland Premier League 1

2009年05月29日 | サッカー
(5つひと続きの記事を投稿したはずが、消えてしまったので再投稿、順番も狂ってしまいました、これが先頭です。そのあとは、4つ下がって下から順番に読んでください)

また、サッカーであります。Paivio先生のだんなさんが「サッカー好きなら、フィンランドの国内リーグもあるよ」と教えてくれたので調べてみると、今週一つだけヘルシンキでも試合があります。歩いていける距離なので、実験終了後出かけてみました。

迷った挙句、到着したのがFinnair Stadium、試合開始の7時に何とか間に合いました。で、チケット売り場にたどり着き、写真の値段表をながめ、3種類×3の値段を見て見当もつかず、呆然。たぶん、一番安いのは子供? 子供はタダかな?(たくさんいました)

すると女の子(高校生くらい?)が2人、「◎▲×□▽☆●!、▽☆◎・・・」と話しかけてきました。かなり一生懸命な様子なんだけど、フィンランド語わかんないって、と一時固まりました。で、「ごめんなさい、英語しか話せないんです」と言うと、「ああ」と合点が行って、すぐに(またしてもとても上手な)英語に切り替えました。

「チケットを買おうとしてるんですよね」
「そうです」
(あまったチケットを売りたいのかな?)
「これ、私たちチケット一つあまってるんです、タダであげますから、これで観戦しませんか?」

試合終わって

2009年05月29日 | サッカー
みんな三々五々、帰って行きました。多くは歩いて、それからトラムで、すこし自転車、少し自動車。これで、日本(あちこち)、韓国(水原と城南で)、イタリア(ブレシア)に続いて、4か国目の国内リーグ観戦となりました(バルセロナのときは、残念ながらオフシーズン、カンプノウ見学ツアーのみ)。

どこに行ってもサッカーばかり、アホか、という気もしますが、文化の定点比較みたいなところもあって、楽しいものです。旅行したら必ず酒場に行くとか、朝市に行くとか、その人なりの比較のポイントがあるとすれば、私の場合国内のサッカーリーグということかも。今後もチャンスがあれば、できる限り行きたい。

つけたし:スタジアムはオリンピック競技上の隣にあって、その他たくさんのスポーツ施設の中にあります。すぐ隣にもサッカー場が2面、両方とも使用中。ヘルシンキはスポーツ施設が充実していて、利用者もたくさん。市民は見るのもやるのもかなり好きそうです。

試合はというと

2009年05月29日 | サッカー
試合ですが、そもそもどことどこなんだ? HJKって何? 分かりません。たぶん、H=Helsinkiだけど。TamUはどうやらTampere United。Tampereという街があるんですね。写真は客席で、左奥に固まってるのはHJKのサポータ。みんなで声を合わせてました。アウェイのTampereの方も20人くらい来てたかな。さらにその上、岩に座るタダ見の人々。

試合の内容はというと・・・ たぶん、J2の上位がやったら勝つでしょう。かなりお粗末。ただ、HJKのセントラルMF(やや引き気味)の2人は、たぶん外国籍(肌が黒い、ブラジル?)で、他とは一段上のボールタッチやセンスを見せてました。

最新のフィンランド代表を見ると、国内の選手は一人だけ(それも、出戻りのリトマネン)。有力な選手は、みんなEU内の他のリーグでした。EUを一つの単位として考えれば、イングランドとかが一部、スウェーデンとかが二部で、フィンランド国内は三部くらい、という位置づけが適当なのかもしれません。お客も3000人くらい? 去年行った長良川(岐阜FC)と同程度に見えました。いちおう荷物のチェックもしていたし、警備もいたので、係員の動員にもある程度の費用がかかるはずだから、採算的には苦しいかも。

来てた人は、意外と家族連れ多し。子供もたくさん。イタリアのような、殺伐としたオトコだけの世界ではなく、かなり和やかな雰囲気でした。

Finland Premier League 2

2009年05月29日 | サッカー
で、いただいたのが写真のチケット。見ても何も分からないので、「すみません、これでどこの席にいけるんですか?」と聞くと、上階のスタンド。そんなワケで、タダ観戦になりました。彼女たちは、実は3人組で、すぐにどこかへ去っていきました。

突然復活 ~Helsinkiから

2009年05月28日 | 旅行記
ずーっと放置してたんですが、突然復活。まあ、どのみちどうでもいいブログですが。

書けなかった理由はいろいろありますが、何より、学業の進行が思わしくなかった。もっと早くPh.D candidateになってなきゃいけなかったんですが、半年遅かった気がします。その間、いろいろありましたが、その一つが、博士論文とは別に始めたプロジェクト。昨年の秋学期は最初はアメリカで集まるだけにする予定でしたが、フィンランド人のPäiviö先生に進められ、現地で実験をやることにしました。ということで昨日からフィンランドはヘルシンキに来ています。

旅行費用の一部は、フィンランディア財団、というところからちょっと補助がもらえました。滞在費を安上がりにしようと、Päiviö先生が手を回してくれて、今は市のかなり中心地にあるフラットの一部屋を格安で間借りさせてもらっています。写真が建物の外観。他はなんと若い女性ばかり4人。ちょっと緊張するなー、と思ってたけど、来てみると、そもそもみんな家にいない。彼の家に泊まりに行くとか、仕事とかなんとかで、夜までいない。時差ぼけで寝られないでぐたっとしてたら、朝の3時ごろ帰ってきて、クスクス笑いながらしゃべって、こっちが仕事に行くころには寝てる、とか。行動が若い。

それから、メールで情報を交換していたときから分かっていたとおりみんな英語が上手! 留学経験はなくても、ここで高等教育を受けていればあのレベルになるんだそうだけど、フィンランド語も日本語同様、かなり英語とは構造が違うのに、どうして日本人とはこんなに違うのか。実験に来てくれるヘルシンキ大の学生もみんな上手。こっちがフィンランド語が話せなくてもまったく問題なし。今日、学校の食堂で案内してくれた男の学生はちょっと下手だったけど、近くのスーパーでも、話せる人がいるほど。

実験も、ヘルシンキ大のSpeech Science学科にお世話いただいて、順調に進行中。たくさんの人にサポート・協力してもらって、好きなことができて、果報者です。しかも、ふだんこの部屋を使っているMaijaさんのTVで、チャンピオンズリーグ決勝生中継を観戦。なんとバルサも勝ち。正直、マンチェスターのほうが強いと思ってました。実はコンディション悪かったかな? バルサの勝因は、イニエスタが間に合ったこと。彼、本当に上手いんですね。マンチェスターさえ切り裂くとは。私ならバロンドールは彼です。