音声学の学生実験をしたグループで今夏、韓国でフィールドワークをしようと計画中。いよいよHuman Subject Committeeの審査を受けています(以前にも書きましたが、人を使った研究には、必ず研究計画の審査と許可が必要です)。
先週末に最初の結果が返ってきたのですが、説明不足もあったせいか、いろいろ疑われて、あれも説明しろ、こういう文書も提出せよ、と、10項目くらいの回答要求をされました。「口コミで被験者を探すとのことですが、電話でお願いするのですか? 電子メールですか? 方法を説明してください。また、電話で依頼するなら、その会話例を文書で提出してください」なんてのもありました。また、こっちはちゃんと説明したのに、見逃して「説明せよ」と言われたところもありました。とことん疑ってかかられている気がして、なんか、頭にきてしまいました。
そんなわけで、週末もやる気にならず、そのままにしてしていました。ホントはのろのろしている場合ではないのです。許可をもらわなければ、いかなる部分も開始できないのが鉄則で、早くしないと夏休みに実験が出来ません。
今日、いっしょにやってくれるチョンヘ、ヒョンジンと図書館でディスカッションして、委員会への回答、文書修正の方針と担当を決めました。まず、委員会への回答を私が作り、それを基本に、二人が、さまざまな文書を作ってくれる、とのこと。
委員会の審査のための英語の文書、同じ内容の、被験者に見てもらう韓国語の文書と2種類作るのですが、これを彼らが担当してくれると言い出してくれて、助かりました。でもなにより、ディスカッションしているうちに、とても励まされましたし、うじうじしていた自分が情けなく思えました。彼らは、とてもポジティブなのです。
そのあと残ったチョンヘと実験文についてディスカッション。どんな単語なら一つの句を作りやすいか、フォーカスがかかりやすいか、こういう表現は自然か、などなどの情報を教わりました。彼女はとうぜん言語学の知識があるし、内省も鋭いので、いつもいいアイデアがもらえます。得難い仲間だと思います。
学生に戻って、こうやって気楽に共同研究ができて、いいものだなあ、と思います。作業が分担してもらえる、という実利もあるのですが、それよりこうやってエネルギーやモチベーションを与えてもらえるのが、本当にうれしい。彼らよりはるかに経験があるはずなのだから、もっとがんばらねばいけない、という気持ちを新たにしています。
多少の苦労があっても、調査自体は本当に楽しいもの。韓国へ行くのは2004年の学会以来、久しぶりです。初めてソウル以外のところを訪れて調査が出来る(チョンヘの郷里の慶尚南道・晋州)ということもあり、とても楽しみ。写真は、2004年のときにソウルの地下鉄の乗り換え通路で取ったお餅の写真、どれでも1パック1000ウォン(100円ちょっと)です。たしか2パック買って、サッカー(Kリーグ)を見に行った。こういうのも楽しみです。
先週末に最初の結果が返ってきたのですが、説明不足もあったせいか、いろいろ疑われて、あれも説明しろ、こういう文書も提出せよ、と、10項目くらいの回答要求をされました。「口コミで被験者を探すとのことですが、電話でお願いするのですか? 電子メールですか? 方法を説明してください。また、電話で依頼するなら、その会話例を文書で提出してください」なんてのもありました。また、こっちはちゃんと説明したのに、見逃して「説明せよ」と言われたところもありました。とことん疑ってかかられている気がして、なんか、頭にきてしまいました。
そんなわけで、週末もやる気にならず、そのままにしてしていました。ホントはのろのろしている場合ではないのです。許可をもらわなければ、いかなる部分も開始できないのが鉄則で、早くしないと夏休みに実験が出来ません。
今日、いっしょにやってくれるチョンヘ、ヒョンジンと図書館でディスカッションして、委員会への回答、文書修正の方針と担当を決めました。まず、委員会への回答を私が作り、それを基本に、二人が、さまざまな文書を作ってくれる、とのこと。
委員会の審査のための英語の文書、同じ内容の、被験者に見てもらう韓国語の文書と2種類作るのですが、これを彼らが担当してくれると言い出してくれて、助かりました。でもなにより、ディスカッションしているうちに、とても励まされましたし、うじうじしていた自分が情けなく思えました。彼らは、とてもポジティブなのです。
そのあと残ったチョンヘと実験文についてディスカッション。どんな単語なら一つの句を作りやすいか、フォーカスがかかりやすいか、こういう表現は自然か、などなどの情報を教わりました。彼女はとうぜん言語学の知識があるし、内省も鋭いので、いつもいいアイデアがもらえます。得難い仲間だと思います。
学生に戻って、こうやって気楽に共同研究ができて、いいものだなあ、と思います。作業が分担してもらえる、という実利もあるのですが、それよりこうやってエネルギーやモチベーションを与えてもらえるのが、本当にうれしい。彼らよりはるかに経験があるはずなのだから、もっとがんばらねばいけない、という気持ちを新たにしています。
多少の苦労があっても、調査自体は本当に楽しいもの。韓国へ行くのは2004年の学会以来、久しぶりです。初めてソウル以外のところを訪れて調査が出来る(チョンヘの郷里の慶尚南道・晋州)ということもあり、とても楽しみ。写真は、2004年のときにソウルの地下鉄の乗り換え通路で取ったお餅の写真、どれでも1パック1000ウォン(100円ちょっと)です。たしか2パック買って、サッカー(Kリーグ)を見に行った。こういうのも楽しみです。