薬を飲み忘れないようにしないとね

タイトル通り時々薬を飲み忘れてしまう特定疾患のおっさん

淋しくなるねぇ…。

2017年01月07日 | ミリタリー


とうとう中央観閲式のパレードにも出なくなった74式戦車。
今現役の74式は約100両ほどだそう。
もうそんなに絶滅危惧種になってるんですね…。
九州の部隊パレードではまだまだ現役ですが。

第2世代最後の戦車で登場した時点で旧世代の戦車になってしまった、
ちょっち悲しい運命でしたが、
74式戦車のデビュー時、当時中学生だった私にとっては衝撃的でした。
「低姿勢」を徹底追求したスタイル。
油気圧サスペンションで車体姿勢を上下40cmの範囲で動かすことができ、
砲安定装置とレーザー測遠機、弾道計算機がセットになった射撃統制装置を搭載。
主砲も当時西側では多く採用されていた105mm砲。
鋳造砲塔で装甲は薄いけど、第2世代の戦車は機動力で敵戦車の弾を外させるって考えでしたから…。

中学生の私にとって「ボクの考えた最強戦車」だったわけです(笑)

そんな74式も細かく見ると、改良を加えられたいろんな型があって、
初期生産型からB、C、D、E、F型まで、
現存している74式のほとんどがE型らしいです。

ちなみにB型がAPFSDSを撃てるようにしたタイプ。
初期生産型は全てB型に改修されたそう。

C型が二色迷彩に変更したタイプだそうで、
C型って言える程の内容?って言いたくなります(笑)

105mm戦車砲の、熱による歪みを補正するサーマル・スリーブを装着したのがD型。
これまた全てB型に改修されたそう。

E型は多目的対戦車榴弾を撃てるようにしたタイプ。
D型の約80%がE型に。

F型は地雷原処理ローラーを装備できるようにしたタイプだそう。

その後防御力と射撃制度を向上させた試験車両のG型が4両作られたそうですが、
コストが見合わないということでそれっきり。
火力は93式105mmAPSFDSのおかげで貫通力アップしたものの、
第3世代主力戦車の正面装甲までは…抜けないみたいです…。

そんな74式戦車でも後発の90式・10式戦車を押しのけて主役になれるときがあるんです。
駐屯地祭の模擬戦等訓練。
そこで空砲をぶっ放す時があるんですが、
空砲の迫力が90式・10式と比べものになりません〜
74式の空砲は体に感じる衝撃波と一緒に飛び込む音と光。
一斉に赤ちゃんやちっちゃい子達が泣き出したりします(笑)
ライフル砲だから空砲に迫力があるのかどうかは判らないですが…。

四十数年に渡って日本を護ってきた主力戦車。
いかにも鉄の塊といった風貌です。
最新の10式は機動力があり過ぎて、74式より軽く思えてしまいますが、
表面が薄い鉄板で覆われてる見た目もあるんでしょうね。

あと何年見られるのでしょうか…74式。

コメント (9)
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