8月20日に発行されてた二見龍氏の本。
最近本は本屋さんで購入しています。
本屋さんが消えてほしくないので…
この本は二見氏が自衛隊に対する思いを書き記されています。
自衛隊の訓練のあり方に対する思いが殆どでしょうか。
自衛隊が好きだからこそ、もっと実戦的な訓練を…
もっと強くなれる装備品を…のメッセージです。
自衛隊最強の部隊へシリーズを読み終えて、
この本を読んだので丁度良い流れで読めました。
純粋に二見氏が陸自トップに座られたら、
きっと精強な陸上自衛隊になるんだろうな〜って思います。
今の自衛隊はその頃から変わってるかと思いますが、
いや変わったはずと思いたい。
上に見せるための訓練…
訓練上都合がいいから、上が喜ぶからと、
実戦ではあり得ない行動の演習。
元々陸上自衛隊の突撃訓練に疑問を持ち、
突撃訓練するより射撃訓練をと言われる二見氏。
私も同感です。
だってFTC訓練がそれを物語っています。
圧倒的な火力で制圧した訳でもないのに、
ちょっとでも敵が残っていたら、
突撃やったら格好のただの的ですから…
なのに何故いまだに突撃を?
さらに本書のおわりにの部分で、
二見氏にお会いしたいという旧軍で軍医をされた方がいらっしゃって、
その方とお会いし、いただいた言葉が、
「まだ突撃は残っているのですか」
「旧軍では火力を使用した攻撃を教えており、
むやみに突っ込むような突撃を教えていません。
突撃などをするようになったのは戦況が悪化し武器弾薬が欠乏してきたからです。
誤解されてます。
突撃をすると多くの兵士の命が失われるだけです」
そして「突撃をさせないでください」と…
自衛官の皆さん・自衛隊を愛する人に読んでいただきたい本でした。