脱炭素社会を目指すには化石燃料を使用しないに限ります。
じゃあ原子力発電かというと、これも放射性廃棄物が残ります。
脱原子力発電として再生可能エネルギーなのかというと、
なかなかうまく行かなかったりしますが、
それでもあちこちに再生可能エネルギーの発電施設が…
そんな中でも風力発電のあの大きな風車が、
空自のレーダー監視に影響が出ているそうです。
小野寺五典元防衛相が…
「日本の空を守っている自衛隊のレーダーが、
風車によって(探知に)誤差ができる。
実は大変なマイナスになる」と発言されたそうで、
こりゃ大問題、なんで今まで公にならなかったのか…
全国の設置数は昨年末時点で2574基もあるそうで、
陸上では高さ100メートル以上、洋上では200メートル以上のものも。
洋上で200メートル以上ってでかいですよね。
そりゃ影響するわ…
実際に支障が生じたとの報告はないそうですが、
防衛省幹部からは、
レーダー網に穴が開く深刻な事態になってからでは遅いとの心配の声。
こういうことなんでしょうね。
レーダーサイトから離れてて水平線上にあるからこそ、影響が大きい。
敵攻撃機は直進するレーダーをかいくぐって低空で侵入して来るでしょうからね。
数十年前のミグ25事件のように…
低空で飛び続けるのは燃料を消費するらしいので、
敵攻撃機にそれが出来るのかは?ですが、
水平線に動く構造物があるのはとても邪魔なわけです。
実際には固定のレーダーサイトの他に、
常時監視はできませんが、早期警戒機や早期警戒管制機も航空から監視。
レーダーサイトが攻撃されたときのために少数ではありますが、
移動監視レーダーもありますし、
洋上の護衛艦も監視できます。
護衛艦の情報が空自とどこまでリンクできているのかは?ですが。
日本の安全保障に関わる事でもありますし。
せめてこれ以上レーダー監視に支障を来さないように出来る、
法整備が必要かと思います。
いや切に願います。