ヘスコ防壁のお楽しみ

できるならばその出番が無いのが良いのですが、
集中豪雨やゲリラ豪雨などで、水の侵入を防ぐために使用される土嚢。
最近は1トン土嚢なんか災害時に活躍しています。
そんな土嚢のプロフェッショナルといったら、陸上自衛隊施設科でしょう。
土嚢を陸上自衛隊ほど綺麗に積み上げているのを、私は他に見たことがありません。
実戦でこんなにき～っちり作り上げる時間があるのかな？という疑問は残りますが、
日本トップレベルの土嚢使いではないでしょうか。
そんな土嚢ですが…
7.62mm弾だと60cmの貫通力があるそうで、
2重に積まないと7.62mm弾は防げないみたいです。

土嚢の進化形というのでしょうか、
アメリカのヘスコ社が開発したヘスコ防壁という物があるそうです。
40mmグレネードやRPG-7にも耐えるそうで、
内部に耐火材質の布が張られた金網（蓋も底も無し）が箱状になって、
その中に土砂を流し込み防壁機能を持たせるというモノ。
自衛隊のサマーワ宿営地でも使用したみたいですよ。
なんと、そのヘスコ防壁、なんとも嬉しいお楽しみがあるそうです。
以下Wikipediaより
「ヘスコ社にヘスコを発注すると一束ごとに必ずおまけがついてくる。担当者の士気向上により他社製防壁を使用した場合よりも短時間で展開できることを目的として付属しており、ビクトリノックス・アーミーナイフ、懐中電灯、スクリュードライバーなど高品質で実用となる製品の取得を暗黙の了解としている。このおまけは束になったヘスコのほぼ中央部に隠されているため、広げてみなければ何が出てくるのか分からない。イラクやアフガニスタンでは、若い兵隊や海兵のささやかな楽しみとなっている。」
だそうで自衛隊の方でこの「おまけ」と遭遇された方って、いらっしゃるんでしょうかね～。