もがみ型護衛艦から搭載されている最新の統合マスト、
通称ユニコーン(UNICORN)。
従来の護衛艦に配置されていたそれぞれのアンテナを、
相互干渉のないようにし、
新たに1つのアンテナとして統合されたもの。
当然従来のものに比べ格段にコンパクトでステルス性もアップ。
8月20日インドにて外務・防衛閣僚会合(2プラス2)が行われ、
共同声明を発表。
対中国を見据えたものだと思いますが、
今後、宇宙・サイバー分野での連携や共同訓練の拡大などの明記に向け、
安全保障分野での協力を進めるための共同宣言を見直すことで合意。
そして最新の統合マストユニコーンが、
インドに輸出するための調整を急ぐ方針で一致したそうです。
防衛装備移転3原則に基づく完成品の装備品の輸出としては、
フィリピン向けの防空レーダーに次いでの2例目に。
LIMA 2023に出展時の防衛装備庁ブースでも
ユニコーンを展示。
インドには昔、
救難飛行艇のUS-2を輸出するはなしがありましたが、
結局は折り合わず不採用。
US-2はお高いですからね…
なんだかインドとの交渉は、
なかなか難しいというイメージが私の中にはあるのですが、
防衛装備庁も売り出してたユニコーンが、
インドで日本の技術が認められたみたいで嬉しいです。
最近は海上自衛隊とインド海軍の共同訓練も増えてきましたしね。
いつの日かもがみ型護衛艦とユニコーン装備のインド海軍艦が、
共同訓練する日が来るのでしょうね。
画像は全て防衛装備庁X(旧ツイッター)より
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