自転車を撤去されてしまった。
完全に自分のせいなので、申し訳なさと反省を連れて、保管場所まで取りに行く。
保管場所は旧居の近くで、そんなに遠くはないと思い、さあ自転車に乗って出かけよう、としたところで、そうだ自転車はないんだったと気がつく。
マイナー駅からマイナー駅へ、3回も乗り換えなければならず、自転車なら10分くらいのところを40分も要した。
こんなに面倒な迂回を帰りもするのか、とうんざりしたところで、そうだ帰りは自転車があるんだった、と気がつく。
2000円の罰金のような撤去料を支払って、白い愛機を取り戻した。
やっぱり自転車が好き。
昨日、友人からLINEでひとつの画像が送られてきた。
私はそれを帰宅中の電車の中で見た。
電車の中で本当に発狂する寸前で、私はLINEの中で発狂した。
それはヒロトからのサインの画像だった。
降車した瞬間、私は友人に電話をかけた。
本当に本当に、それはヒロトのサインだった。
私は電話しながら、半泣きだった。
嘘みたいな本当のことが、本当に起こったことに興奮して、「ほんとに?ほんとに?」と繰り返すばかりだった。
私たちは彼らの会社であるハッピーソングに手紙を書いていた。
それは4ヶ月ほど前のことだった。
7枚もの便箋と、返信用封筒とポストカードを付けて。
友人との電話に興奮冷めやらず、私のポストには今日それがないこともわかっていた。
それは来ているのなら旧居に来ている。
引越しをして転送をかけているものの、本当に届くのだろうかといたたまれず都内の郵便転送の所要時間をネットで調べたりした。
お休みの今日、朝から事あるごとにポストを覗きに行く。
今日は偶然にもその友人と家でDVDを観ようという日で、友人のその現物を見ながら私のはまだかまだかと待った。
夕方、本日6度目くらいのポスト、転送のシールが貼られて私のポストにあった。
奇声をあげて部屋に戻って震える手で開封する。
そこには私の名前入りでヒロトのサインとおちゃめなイラストと日付が書かれていた。
図々しくも自分で頼んでおいて、本当にそれが手元にあることが、どうにも未だにはっきりとは理解に至れない。
サインをもらうことがロックンロールを体現することではない。
それは明らかに違う。
でも、とても単純に、ヒロトとマーシーは私にとってのその入口だったわけだから、彼らのことは特別に大切過ぎて、それに触れたという事実を手にしたことは、もう本当に涙が出てしまうくらい嬉しい。
マーシーはその場にいなかったのだろうか。
ジャンキーと私と彼女の今後について、ヒロトとマーシーを持ち出しながら話す。
「楽しければいいや」というのはそうなのだけれども、それだけで済まなそうなことが自分の中には存在することを知っている。
今後その済まなそうなことをどうしていくのか、どう自分を満たし続けていくのか。
話し足りなさを引きずって、家に帰って、talking RockやRolling Stoneのインタビューや「ロックンロールが降ってきた日」を引っ張り出す。
完全に自分のせいなので、申し訳なさと反省を連れて、保管場所まで取りに行く。
保管場所は旧居の近くで、そんなに遠くはないと思い、さあ自転車に乗って出かけよう、としたところで、そうだ自転車はないんだったと気がつく。
マイナー駅からマイナー駅へ、3回も乗り換えなければならず、自転車なら10分くらいのところを40分も要した。
こんなに面倒な迂回を帰りもするのか、とうんざりしたところで、そうだ帰りは自転車があるんだった、と気がつく。
2000円の罰金のような撤去料を支払って、白い愛機を取り戻した。
やっぱり自転車が好き。
昨日、友人からLINEでひとつの画像が送られてきた。
私はそれを帰宅中の電車の中で見た。
電車の中で本当に発狂する寸前で、私はLINEの中で発狂した。
それはヒロトからのサインの画像だった。
降車した瞬間、私は友人に電話をかけた。
本当に本当に、それはヒロトのサインだった。
私は電話しながら、半泣きだった。
嘘みたいな本当のことが、本当に起こったことに興奮して、「ほんとに?ほんとに?」と繰り返すばかりだった。
私たちは彼らの会社であるハッピーソングに手紙を書いていた。
それは4ヶ月ほど前のことだった。
7枚もの便箋と、返信用封筒とポストカードを付けて。
友人との電話に興奮冷めやらず、私のポストには今日それがないこともわかっていた。
それは来ているのなら旧居に来ている。
引越しをして転送をかけているものの、本当に届くのだろうかといたたまれず都内の郵便転送の所要時間をネットで調べたりした。
お休みの今日、朝から事あるごとにポストを覗きに行く。
今日は偶然にもその友人と家でDVDを観ようという日で、友人のその現物を見ながら私のはまだかまだかと待った。
夕方、本日6度目くらいのポスト、転送のシールが貼られて私のポストにあった。
奇声をあげて部屋に戻って震える手で開封する。
そこには私の名前入りでヒロトのサインとおちゃめなイラストと日付が書かれていた。
図々しくも自分で頼んでおいて、本当にそれが手元にあることが、どうにも未だにはっきりとは理解に至れない。
サインをもらうことがロックンロールを体現することではない。
それは明らかに違う。
でも、とても単純に、ヒロトとマーシーは私にとってのその入口だったわけだから、彼らのことは特別に大切過ぎて、それに触れたという事実を手にしたことは、もう本当に涙が出てしまうくらい嬉しい。
マーシーはその場にいなかったのだろうか。
ジャンキーと私と彼女の今後について、ヒロトとマーシーを持ち出しながら話す。
「楽しければいいや」というのはそうなのだけれども、それだけで済まなそうなことが自分の中には存在することを知っている。
今後その済まなそうなことをどうしていくのか、どう自分を満たし続けていくのか。
話し足りなさを引きずって、家に帰って、talking RockやRolling Stoneのインタビューや「ロックンロールが降ってきた日」を引っ張り出す。
