12/28(日)ホテルで食べた朝食は、ハム、チーズ、パン、菓子、フルーツがてんこ盛りでespressoも期待どおり(ホテル選びの基準は『朝食がおいしい』ことでしょう!)。昨日から小雪がちらついていたが、朝起きたら“しっかり”降っているので早めに行動を開始。
8:30の普通列車でまずはModenaへ。切符はParmaまでの往復を2人分で?23.2。やけに電車内がきれいだと思ったら1等車に乗っていました。移動せずにプラスの料金(?14.6)を払うことにした。なぜなら、ガラの悪い若者たちがいたから。。。彼らは、最初は1等車にいて、車掌に指摘されると荷物を持って一度車両を出て行き、車掌がいなくなると喜々として戻って来る。案の定、車掌に見つかってしばらく言い合いが続く。「Polizia」という声も聞こえる。どこにでもこういう奴らはいるもんだが、そもそもなぜ普通列車に等級を分ける必要があるのだろう?だって、私たちが乗った車両には、ほかに客はひと組だけだったよ。普通列車だし…ねえ。
Modenaは小ぶりで小ぎれいな街だ。しかし、日曜なので、ほとんどの店は閉まっている。市場も開いているときに来たかった。また、Duomoはファサードが修復中でほとんど横から見るはめになってしまった。それにしても、どうして休日の朝におじいさんたちはDuomoの前でおしゃべりするのか、ほんとわからない。しかも今日はマイナス3℃くらいなのに。
エステンセ美術館は、外からは想像がつかないほど立派な建物だった。入場料は1人?4。中庭に作られたエレベータがしずしずとやってくる。館内はほとんど貸切状態。“地球の歩き方”によれば、イタリアで最も美しい美術館。本当に?でも確かに、天井がものすごく高い。そして、展示室の一番大きいところはちょっとした町や市の体育館なんかよりはるかに大きい。他に比べるものがないので想像つかないかもしれない(まさかタバコの箱と比べるわけにしかないし)。が、どうして柱がなくてこんなに広い空間が保てるのか、というぐらい大きい。エステ家の収蔵品が置かれている中で特に気になったのが、バイオリンとビオラに施された彫刻。その表面よりも裏面と側面がすべて見事な彫刻。なぜかとんでもないことにものすごーくお金をかけることってあるよね。お金を持っている人って。まあ、庶民にはその理由は全くわかりません。楽器なのに…ね。隣には大理石のチェンバロ!エステ家のために作られたのか?季節柄、金属細工のプレセビオ(17世紀)なども展示されていた。