ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

08-09 冬のイタリア⑫ 異文化年越し

2009-02-15 | 旅行記
夕食は、前もってホテルで予約をしておいた。なんだか前日と違ってホテルのレストランは平均年齢が低い。若いカップルが何組も来ている。この様子にmaritoは驚いていた。クリスマスは家族と過ごしてお正月はカップルで過ごすということを教えると、「こういう習慣はいいんじゃないの。」て言いながら、私たちのテーブルの後方にいたおねーちゃん2人に目が釘付けなんだよー!

食前酒に始まって、前菜が3種の盛り合わせ、パスタ2種の盛り合わせまではなんとかがんばって食べたが、メインは牛肉が“重い”。ひとつのお皿に肉と肉の盛り合わせはきついです。今年の締めくくりにふさわしいかどうかは別として、おなかがいっぱいで苦しい。

突然、爆音で目が覚める(部屋に戻って書き物をしている間にすっかり寝入ってしまった)!新年を祝う花火の音だ。建物の中でこれだけ聞こえるということは相当の花火が打ち上げられているんだね。窓から外を見てみると、Venezia方面はあちらこちらに花火がどんどん上がっている。こちらにも、“粋でいなせな”花火師さんがいるのだろうか?ホテルの目の前の普通の民家からもロケット花火がヒュンヒュンと空に向かっている。TVをつけると、ローマ(コロッセオ)での歌を歌ってのお祝い番組で大騒ぎだ。翌日のニュースでは、各地の新年の瞬間を放映していた。ロンドン、バルセロナ、パリ(シャンゼリゼ通りでシャンパンでお祝い!)、モスクワ、リオ・デ・ジャネイロ、ニューヨーク、みぃ~んな花火でお祝いなんだね。極東の小さな島国は、世界の中心から遥か遠いところだと悟ったよ。