秋への扉を
おそるおそる開けてみよう
秋には
空いっぱいの赤蜻蛉の影や
秋の花々の翳を伝いながら
風まかせの旅にでてみよう
夏の喧騒が
ぴたりと止むと
風が紡いだ言葉が
あちこちの街角で
ささやかれ始める
眠れない痛みが
天使たちの羽音となり
終りのない苦しみが
新しい創造の出発点ともなるのだから
夢の中で
最初に発せられた言葉は
喜びや愛の言葉ではなく
墜落してゆく
哀しみだったのではないかと思う
空を飛んでいては
真逆さまに墜落してゆく夢
そんな夢を見つづけながら
いつの間にか
大人になってしまったぼくは
つくづくそう思う
おそるおそる開けてみよう
秋には
空いっぱいの赤蜻蛉の影や
秋の花々の翳を伝いながら
風まかせの旅にでてみよう
夏の喧騒が
ぴたりと止むと
風が紡いだ言葉が
あちこちの街角で
ささやかれ始める
眠れない痛みが
天使たちの羽音となり
終りのない苦しみが
新しい創造の出発点ともなるのだから
夢の中で
最初に発せられた言葉は
喜びや愛の言葉ではなく
墜落してゆく
哀しみだったのではないかと思う
空を飛んでいては
真逆さまに墜落してゆく夢
そんな夢を見つづけながら
いつの間にか
大人になってしまったぼくは
つくづくそう思う