詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

 初恋

2008年09月06日 | 日記
卒業式の日だった
黙って見つめ合ってから
どっちからともなく
駅へと歩き出したまでは同じ情景

夢の中の少女は
ぼくの話に頷くばかりで
黒いコートに 
白いマフラーにと
立ち昇る
桃色の吐息

キラキラ凍結した路面に
反射しているのは
銀河みたいな街のイルミネーション

  ーほら遠い海鳴りの音がする
   春ももうじきだねー

けれども
昨日の夢の中では
いつまでたっても
大時計が目印の駅舎が見えてこない

降りはじめてきた粉雪を
同時に
見上げた街灯のした
見つめ合い
いつの間にか 
最後の熱いキス

折れそうなほど
華奢な君の体を
力いっぱい抱きしめる
「煙草臭い」と言われないかと
ひやひやしながら

最近の川柳作家・乱鬼龍さんの作品からー

2008年09月06日 | Weblog
器ではない器ばかりの永田町
 
政権は投げ出し民はほっとかれ 
 
唯一の仕事首相は辞める人 
 
政治など知ったことかという政治 
 
秋風が解散風となってくる 
 
マスコミという謀略が視えないか 

この道は 蜂起の道か 年明くる

体制のイヌ みなうまい ものを食い

有識者 などと走狗の 聞いたふう

一年の計 あり余る 怒り充ち

バクチ経済 スッテンテンに なる日まで

アメリカの 要求として 亡ぶ国

市民派は いても革命 派が不在

時代への 総反攻へ 初日の出

真実を 探求すれば 嘘ばかり

弱肉強食 みんな倒れる日 まで生き

大地震 来れば全ての 偽装バレ

タミフルは 効くと効かせる 鼻薬

魂を 打たぬ闘い なら負ける

中流は 消えて下流へ 吹きだまり

民主党 あなた明日が 視えますか

困民に 命のツルが 切れてくる

三面記事 こんな程度の 日本なり

絶望が 足りず怒りも まだ足らず

捨て方が 足りず生き方 なお足らず