詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

風を感じて (推敲形)

2009年01月15日 | 日記
いつだって
風を感じながら生きてきた

奇跡を可能にするのは
愛だけさ
そういつもささやいて
傍らを過ぎていった風の声

利己的な愛は
すぐに霧散してしてしまうから
誰もがいつかは
この地上のあらゆるいのちを
愛さなければならないのだと

この国は
なんでもそろってる
とても豊かで立派な国なのだというけど
いちばん大事なものが欠けている

それは
愛というせせらぎが
そこから流れだす
思いやりという湖や
ささやかな勇気という
凛とした水源のひとしずくや
いつだって吹いていた夕暮れ時の風

腰痛をおしての
年末年始だけの老人ホームでのバイトだった
そこのテレビの前に
日がな一日じっと座りこんでいたのは
盲目や 歩けなかったり
寝たきりや 認知症の
傷だらけになりながら
懸命に生きてる老人たちの姿に
風を感じた
ぼくがたったひとつだけ心がけたのは
その話に耳を傾けることだけ

「もうこれ以上生きててもしょうがない」という人が多かった
特に盲目や歩けない人には
「ここでも虐めや虐待があるのよ」と
ひそひそ声で囁いていた人

話しかけると
断っても断ってもエプロンのポケットに
飴をごっそりと入れてくれて
「ありがとう、ほんとにありがとう」と
何べん何べんもお辞儀していた人
「外へ出たら怒られた」という人
「ほとんど一日テレビでは飽きる」という人

忙しい仕事の合間に
半日振りに話しかけにいくと
「どうしたのかと思ってたよ、淋しかったよ」と涙ぐんでた
大昔の文学少女で盲目で車椅子の○子さん

『老人は新しい場所に移されるたびに、10パーセントの能力を失っていくことが調査で明らかにされている。生活能力だけではなく、生きがいも失われていく』
という言葉が身に沁みた
年末年始だけの1週間の老人ホームでのバイト

身体の痛みは
薬で治したりして
なんとか誤魔化すことができるけど
こころの痛みや
社会で生きてきた時の痛みや
社会から隔離されてしまった哀しみは
忘れた頃にやってきて
こころの奥底に落葉のように
降り積もってゆくばかり

それが
ぼくらの誰もに訪れる人生の晩秋だということを
ぼくらの誰もが想像しなければならない
暖かく見守ってやらなければならない
暖かい言葉をかけてやらなければならない
その運命こそが
ぼくらを待っている未来だし
冷酷無比なこの国でのぼくらの未来は
ずっとずっと過酷なはずだから

昨日の痛みがあって
今日の覚醒がある
今日の痛みがあってこそ
明日もまた
歩きだそうという意志が
ふつふつと湧いてくる
希望はたぶん 今日もまた
風の中に舞い続けている

「ワークシェアリング」について考える

2009年01月15日 | 日記
財界幹部が唱え始めた「ワークシェアリング」の内容は、その基本思想をなおざりしした、単なる社員の賃金低下をもたらす竜頭蛇尾的かつ羊頭狗肉的内容ではないかと思う。

「ワークシェアリング」の基礎にあるものとは、「同一労働同一賃金」であり、現在問題になっている派遣切り等の非正規労働者を認めて現在のような亡国の危機をもたらした「派遣労働法」を廃止して、それ以前の状態に戻さなければ、「ワークシェアリング」などは絵に描いた餅に過ぎない。

さらには、賃金ばかりではなく、雇用保険や健康保険等のセイフティネットをすべての労働者に平等にしなければならない。このような事はこの国の政官財の権力者たちには到底認めがたいかもしれないが・・この道しかこの国を救う道はないだろと思う。

日本の諸難問の根本には、物が有り余ってるのに、大多数の国民が貧困へと追いやられて購買力がなくなり、ますます景気悪化という悪循環があり・・これを断ち切るためには、「急がば回れ」の諺にもあるように・・結局は国民大多数の勤労者の収入をアップさせるのが最善策なのではと思う。

ひとつの案としては、消費税をこれらのセイフティネットの充実や基礎年金に限定するのがいいのではないかと思う。

それと同時に、かっての国民共有財産のすべて調査・情報公開して、それを不当にネコババした者たちから取り返すべきではないかと思う。

国鉄民営化・リゾート法&グリーンピアをやった中曽根元首相や、郵政民営化・高速道路民営化・国立大学法人化をやった小泉・竹中等の・・膨大な国民共有財産を強奪した者たちを国会で追及して、その罪を問い、国民に返却させるべきではないかと思う。

腰痛悪化というのに・・明日も明後日も仕事

2009年01月15日 | 日記
最近ため息をつくことが多い。

消費税等の増税的負担増が景気を良くするはずがないのに・・それになんといっても、前回の消費税増税でやった事といえば、大金持ちの所得税・相続税の減税(そんなに他の日本人を犠牲にして大儲けしてどうしようというのか不思議でならない・・)と、大企業の法人税の減税だったのではないのか。それを元に戻すだけでも5兆円近い予算が生まれるはずだ!しっかりしてくれよ野党政治家の皆さんよ。

今や、大企業の内部留保(派遣等の非正規労働者搾取や下請いじめで貯めこんだ)は財務省発表では約300兆円になるとかだし・・官僚・天下り官僚が我々の税金から隠匿した埋蔵金(特別会計)もまた同じような金額になっている。財務省のドル支援のための外貨準備だけでも約100兆円で、円高で約30兆円の赤字を計上とか。

「給付金」自体はそれほど悪くはないとは思うのだけど・・アメリカ支配のIMFに10兆円もくれてやったり、世界銀行にもくれてやったりする我々の税金がそんなにもあるならば、国民一人一人に100万円くらいは税的負担増の見返りとして返すべきなのではと思う。

アメリカに負けずに、一枚の経費が17円という一万円札をどんどん印刷して、日本国民に還元すべきだと思う。これまでの税的負担増の分くらいは。

不必要な官庁や○○法人に湯水のごとく浪費してきた分の何割かでも、国民に還元すべきだと思う。ほとんどが必要のないどころか、国民に害ばかりを与えてきた官庁や官僚や天下り官僚や与党政治家だったと思う。