詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

古い詩   「てんさぐの花」(てぃんさぐぬ花)ー2006年作ー

2015年04月18日 | 

ー@torch2012  翁長知事と菅、翁長知事と安倍。
二つの会談を見て、なぜあんなにも会うことを拒否したのかがよくわかった。
政治家としての出来が違い過ぎるのだ。多分役人たちもそれを知り、絶対会うなと言っていたのだろう。批判が募り仕方なく開いた会談。やはり官邸にとって大失敗!

沖縄の友人の話しでは、米軍犯罪(強姦~交通事故)ほとんどは、基地に逃げ込むとうやむやにとか… 強姦期待で沖縄へという米軍人も多く、その友人の家も面白半分に米軍ヘリに機銃掃射とか… 警察署に山積の膨大な被害者調書は次々と燃やされて…

 

雨に濡れそぼりながら
いくつかの境界を歩いてきた
むしろ心地いい真夏の夜勤帰り
沖縄の女性歌手の歌を聴きながら
うつらうつらと振り子のように

沖縄民謡「てぃんさぐぬ花」は初耳だったけど
いつもどうしてか花の歌ばかり好きになる
まだ見ぬ沖縄への憧れの群青色に染まりながら
「ゆうなの花」も 「芭蕉布」も

在沖米軍の犯罪は
性犯罪であり交通事故であれ
そのほとんどが沖縄人の泣き寝入りという
明治まで独立国の沖縄には
世界一美しい珊瑚の海や浜が延々とつづき
それらほとんどはいつしか
本土観光資本のために破壊され放題にされた

差別や戦争のあとの米軍支配でも
あらゆる犯罪で身や心をずたずたにされながらも
米軍基地を一夜でも占拠したという闘いの記憶
「いのちどう宝」といういのちの原点への信仰
決して健忘症の日本人のようには
忘却へとは逃げ込まない沖縄人のすがすがしさ

爪を染める花を歌ったという
「てんさぐの花」(鳳仙花)は
爪を染めるその花のように
親の教えも心に染め付けなさいという潮騒のささやき

大城さんという若手歌手の
「アカシアの雨が止むとき」を聞きながら雨を見上げる
先日読んだばかりの本がふっと蘇る
沖縄で新聞記者になったばかりの若者が
初めての挨拶まわりで訪れた警察署で
じきに定年退職という刑事に呼びだされて警察署裏へ

その老刑事が警察署の裏庭で
山となった証拠や写真を燃やしていたという
沖縄の性犯罪被害者たちの
山と積み上げられた被害写真や証拠書類から立ち昇る
紅蓮の炎を前に立ち尽くす二人のオキナンチューの漢

「どうして燃やしてしまうんですか?」と聴く若者に
大粒の涙をこぼしながらの
その皺まみれの老刑事がぽつり呟く
「この無念さを、君にも覚えておいて欲しかったんだ」

戦後日本人の代わりに戦争ばかりやらされた韓国人が
米国文化に憧れながら米国人を憎むのも
たぶんそんな風なんだろう
臭いものに蓋するのに慣れた日本人は
その役割をずっと沖縄人に任せっぱなし

 注:「てんさぐの花」(てぃんさぐぬ花)
沖縄民謡 江戸時代(1603-1867)明治以前
ー「てんさぐ」は鳳仙花のことで、その花は「うりずん」とも呼ばれ,沖縄で最も過しやすい4~5月に咲くのだとか。この花びらを女の子は,石ころでつぶして木の葉にくるんで指先に巻いて一晩寝ると天然のマニュキュアができ,遊んでいたとか。
歌詞の内容は,鳳仙花の花は爪に染め,親の教えは心に深く染めなさい,という祖先崇拝の習慣の根強い沖縄社会を歌。8・8・8・6の30文字による伝統的な琉球形式などから旧王朝(1429-1609)があった那覇市首里あたりが発祥の地といわれている。
この花の写真と花言葉や色んな神話はー『ここ』


最新の詩 人生最後の時には  戦前の陸軍海軍比較

2015年04月18日 | 最新の詩

ー宗主国米国と奴隷家畜属国日本の官僚等支配層のせいなのか…日本人大半は、ほとんど知恵や知性を奪われ劣等化させられたが…これは何時からなんだべ?TVがその始まりか…僕の故郷には映画館皆無のせいか、月に一度映画観る授業が…現在ではDVDが進歩したので、毎週映画授業で感想等を議論すべき!

いよいよ死ぬ前には 
今度こそ途中で諦めることなく
北海道一周をやりたいもんだ

海に沈む夕陽にランボーを口ずさんで君への頌歌にしよう
なに一つ人工物がない原始林を背にテントを張ろう
野原では大麻草を探し雲丹や海鼠で食卓を飾ろう

淋しさが海鳴りのようにこみ上げてきたら
ウディガスリーになって貨物列車を探そう
貨車の上で星を見ながらは歌うのを諦める代わりに
『スタンド・バイミー』みたいに時間の壁を飛び越えよう


鉄橋やトンネルを息も絶え絶えに走り抜けた先の
ふるさとに海に向かって叫びたい
「やっと還ってこれたんだ・・」

息が途絶える前に 昔みたいに口笛を吹きながら
この世界のあらゆる町や村をずた袋ひとつで歩いてみたい
初めて見上げたと同じ
星でいっぱいの夜空の下をどこまでも飽きることなく

 

今日の安倍晋三と翁長知事との対談後の記者会見、安倍晋三の主張は全文を取材させたけど、その一方で、翁長知事が話し始めて米軍基地問題の核心に触れ始めると、記者全員を退場させて取材させなかった。いくらなんでも、これほどアカラサマな言論統制は戦時中のレベル →ゴキブリ低国ファシズム!

   戦前の海陸軍を比較するとー①海軍が能力主義的で世界的レベルの実力(海軍は船等性能差が勝敗に直結)②陸軍はより精神主義的で銃も日露戦争と大差ない③陸軍が特に陸大入学成績でどこまで昇進かが決まるので閨閥化で腐敗しやすい④陸軍はずっと長州閥牙城の精神主義と腐敗の温床(大陸での麻薬売買益に寄生)

◆世界一惨めで可哀想な軍隊が日本陸軍(海軍はまだ戦争中でも英語を教えたり国際情勢にも詳しかったが限界がありメカ関係の舞鶴の機関学校出の出世は少将止まり)。一方の陸軍ではー①兵站思想皆無で餓死者膨大②出世が大学校入学成績次第なので無能者や閨閥化横行③精神主義の弊害④汚職や軍事物質横流し等が蔓延(上官にその利益を献上する要領のいい軍人ばかりがスピード出世!)

◆司馬遼太郎が戦車隊長で部下が威勢がよく精神主義の九州兵なのには笑った(大阪出身と言うと馬鹿にされるので大和出身と!)・・鉄板の薄いブリキ以下のペラペラの戦車で、米国やソ連の戦車とはまるで戦争にならなかった。それははるか以前のノモンハン事変 (ソ連戦車のために壊滅的大敗)後の対応の酷さ…陸軍の無責任や嘘や私利私欲や国民騙しの伝統は、戦後自公官財に引き継がれ、世襲馬鹿の極地の安倍晋三が嘘つきの頂点に!

◆《陸軍はずっと長州閥牙城》には異論が多いかもだが・・フィリピンに天文学的な額のアジア中からの略奪金塊埋蔵した皇族将校6人(高松宮、伏見宮、竹田宮等)がその典型・・明治天皇は、長州藩周防の被差別の田布施出身の確率が高い(伊藤博文隊長の力士隊員)し、大正天皇以降も「脳梅毒」呼ばわりされた彼ではなく違う長州閥系統! 

    認知症気味だった母は入院中、隣り患者に食事中殺虫剤散布をやられて癌で死亡(たまたま食事時に入ったら窓を開けて風上から殺虫剤を撒き放題だったので文句を!)…「完全看護」という言葉は美しいが…看護士は稀に来るだけで、ボタンを押しても来ない事も多い。付添婦の方が安心だし、高齢女性の貴重な仕事場だった!