トランプ大統領はツイッターへの投稿で、「中国は貿易障壁を下げるだろう。そうすることが正しいからだ」とした上で、「税は相互的になり、知的財産権に関して取引が成立するだろう」とコメント。また、中国の習近平国家主席との首脳同士の関係について、何が起ころうと「習国家主席と私は常に友人であるだろう」と述べたrとBloombergが報じていた。
確かに個人攻撃していないが、友人であれば、厳しい注文は表ではしないというのが日本人の考え。日本人は潔癖すぎて友人関係でギクシャクしてしまうことが多いが、もう少し度量を広げるべきなのか?
以下、Bloombergの記事::
先週はトランプ大統領が5日、中国からの輸入品1000億ドル(約10兆7000億円)を対象とした追加関税を検討するよう指示したと発表すると、中国商務省が米国の保護主義に反撃すると直ちに表明するなど、米中間の貿易を巡る緊張が高まった。
トランプ大統領の経済チームの高官らは8日午前のトーク番組に出演。対中関税政策を擁護し、貿易戦争は回避できると述べる一方で、これらの動きをより長期的な成長戦略の一環と位置付けた。
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長はCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、米政策は米中両国ばかりか世界経済をも「成長させる極めて有益な結果をもたらすと私は思う」と発言。中国との交渉が不調に終わった場合、自分は関税賦課を支持するつもりだが、まだ何も起きていないと述べた。同委員長は「FOXニュース・サンデー」とのインタビューで、市場が神経質になっていることを認めながらも、「貿易戦争に至ることはない」とした。
ムニューシン米財務長官はCBSの番組「フェース・ザ・ネーション」で、米国の目標は「中国との協議を継続することだ」と言明。トランプ大統領は「習主席と非常に親しい関係にあり、われわれは引き続きこれらの問題を中国側と議論していく」と述べた。中国政府との非公式協議の進展具合についてはコメントを控えた。
貿易強硬派として知られる米国家通商会議(NTC)のナバロ委員長はNBCの番組「ミート・ザ・プレス」で、関税の脅しは交渉の切り札というだけではないと発言。「われわれは慎重に進めていく」と述べた。また、いかなる関税発効も高官協議の後になるとし、米国側はムニューシン長官とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が率いることになると語った。