先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

驚きのコンビニ革命「Amazon Go」のすごい仕組み

2018年04月11日 10時15分45秒 | 日記

 

オープンしたAmazon Goの本社の様子

 

アマゾンのコンビニがオープンしちゃようだ。アメリカの雑誌BusinessInsideが報じていた。

日本人でもこういう発想した人は結構いるという話であるうが、表に出る前に荒唐無稽と舞部で抹殺されているということ。こういう閉鎖的企業風土を是正しないと日本はやられっぱなしになる。

米ワシントン州シアトルのAmazon.com本社横に設置されたAmazon Goが正式オープン。「レジなし無人スーパー」として米ワシントン州シアトルで1月22日、一般公開された「Amazon Go」。アメリカ本土はもとより、世界各国のニュースメディアが取り上げる、まさに大騒ぎという事態になっている。

Amazon Goは、一言でいえばアメリカで最近増えてきた「軽食コーナー併設コンビニ」の、軽食コーナーのみが独立したような店舗だ。だから、弁当や各種飲料、お菓子類は充実しているが、一般的なコンビニほどそのほかのアイテムは充実していない。

オープン当初に報道された「入店待ち行列」は、訪問した2月初旬時点で既になかった。日本のコンビニ程度の広さの店舗に、多くの人が入店しては、レジ待ち滞留なく次々に店内から出てくる「回転率が異常に高い小売店舗」。それがAmazon Goを最初に見たときの印象だった。

一般オープン当初は店舗前にあった入店待ち用の行列ラインだが、筆者が訪問した2月初旬にはすでにそのような列は存在しなかった。店舗の入り口には、入店にあたってアプリをインストールするよう指示がある。

 

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店舗外側は軽食やディナー用の食事キットを作るシェフらが作業するスペースになっている。利用客はその調理の様子を外から眺めることもできる。

 

店舗に近づくと、玄関口外側には数人のスタッフが立っている。彼らは、来店者に買い物バッグを配布したり、入り口で少しでも戸惑っている客がいれば、すかさず声をかけて利用方法を説明したりしている。

入店にあたってはスマートフォンに3つの設定が必要だった。

  1. 「AndroidまたはiOS端末(スマートフォン)」
  2. 「Amazon Goアプリ」
  3. Amazon.comのアカウント」

入店のための事前準備周知がまだ十分でないのか、店頭前で説明を受けつつ端末を操作する客は、滞在中の3時間ほどの間に何組もみかけた。

オープン初日に報道された大行列が消えたのは、当初は物珍しさで集まった人々が減って、おそらく2回目以降の来店客が中心となったからかもしれない。

店舗前のスタッフは買い物バッグの配布のほか、入店に際してアプリ登録が必要なことの説明と、そのサポート的な役割を果たしている。

 

店舗内部の様子。店舗面積は1800平方フィート(約167平方メートル、約50.6坪)で、日本の標準的な施設内コンビニと同程度の広さ。入り口にはゲートを管理する専任スタッフのほか、商品搬入等で3〜4名程度の人員がひっきりなしに動いている。App StoreでiOSデバイス向けAmazon Goアプリをダウンロードする。このほか、Android向けにGoogle Play、Fireデバイス向けにAmazon Storeからアプリを導入できる。

 

 

初期設

  • ゲート通過前には、アプリに表示されるQRコードをスキャンすること
  • 1つのQRコードで何人ゲートを通過させても良い(ただし1人が通過するごとにスキャン)
  • 棚の商品を手に取るとバーチャルカートに追加され、戻すとカートから削除される
  • バーチャルカートは入店時にスキャンしたQRコード情報に紐付いており、同じQRコードでゲートを通過した客全員で1つのバーチャルカートを共有する
  • 店内での客同士の荷物の受け渡しは厳禁
  • チェックアウトはゲートから出るだけ。後でバーチャルカートの内容がまとめて決済される

 

店内での人同士の商品の受け渡しは厳禁。これは棚からの取得行動がそのままバーチャルカートへの追加と認識されているため、正しい精算が行えなくなるから。 

いよいよ入店。ゲートに読み取り機があるので、アプリに表示されているQRコードをかざすと、すぐに「go」の表示が出て中に入れる。

スマホが必要なのは、この入店の瞬間だけだ。いったん店に入ってしまえば、あなたの行動は店内に設置された各種センサーで常に追跡され、自身に紐付けられたAmazon.comアカウントに対して会計処理が進むからだ(この処理メカニズムを観察すると非常に面白い。詳細は後半で紹介する)。

 

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アプリの準備をしてQRコードをゲートにスキャンさせる

 

読み取りに成功すると「go」の表示が出る。時間的にはほぼ一瞬だ。

 

日本でも受けそう? 充実した軽食を取揃える店内

入店すると、目の前には流行のオーガニックブームを反映した品揃えと、お洒落な内装。アマゾンが買収した高級スーパー・ホールフーズのオリジナル商品のほか、現地シアトル発祥のスターバックスコーヒーの商品、さらには同店のみで購入可能な「Amazon Goグッズ」の販売もあった。

一方で、肉系の食品やハーフガロン(約1.9L)サイズの牛乳、今晩のおかずを作るミールキットも販売。家庭の食料買い足しにも利用できるスーパーマーケット的な側面もある。

奥には酒販コーナーもあり、このエリアのみ唯一人手を借りて専任スタッフがIDチェックをしていた。

ゲートくぐってすぐの場所にあるサンドイッチの販売コーナー。オフィス街の真ん中にあり、軽食を求める利用者のニーズを反映したもの。

 

食品の棚にはアレルギー成分表示などがあり、これだけを見ると普通のオーガニックスーパーの食品コーナーに見える。

 

既製品ではない、Amazon Go店内のみで扱われる加工食品には丸と四角が並んだコード表示のようなものが見受けられる。これは商品の画像認識に使うための補助マークか。

 

すぐに食べられる軽食のほか、今晩のおかずに使えるような肉・乳製品、パスタなどの販売コーナーもある。

 

今晩のおかずメニューを作成するためのAmazon Goオリジナルの“ミールキット”も販売されている。

 

本日販売されているミールキットの紹介ウォール。全体にこうしたちょっとしたお洒落な装飾があり、買い物を楽しませてくれる。

 

アルコール類販売コーナーもある。ただし21歳以上への販売が義務付けられているため、常駐する1名のスタッフによるIDチェックが行われている。

 

アマゾンが買収したオーガニックスーパーWhole Foods Marketの商品販売コーナーもある。

 

Amazon Goオリジナルグッズを販売するコーナーもある。

 

入り口横のゲート外にイートインコーナーもある。オフィスや周辺の公園だけでなく、買ってきた商品をすぐに食べることが可能。座席数が5席と少なく狭いが、目の前の通りを行き交う人々を見ながら食事ができる。                                                                       

Amazon Goの行動分析は「騙せる」仕組みなのか?

 

Amazon Goの本領である「レジ精算をしない」買い物体験は、本当に強烈なものだった。来店者は、「棚から好きな商品を取る」「そのまま店外に出る」だけで決済が完了する。アマゾンはこのレジなし決済技術の詳細について明かしていない。

瞳の分析、やったことある?
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瞳の分析、やったことある?

店舗の中は、さながら各種センサーの実験室のようだ。天井を見ると至る所にセンサーらしきものが設置されていることがわかる。

監視カメラのような仕組みを使って、来店者の全行動を把握。棚の位置から商品を特定するほか、画像認識など複数の技術の組み合わせで追跡システムを実現している。これによって、「仮想買い物かご」である「バーチャルカート」の仕組みを実現している、というのが筆者の予想だ。

気になる行動解析システムの認識精度はどうなのか? システムを混乱させるために、あえて「素早く何度も商品を取り出したり戻したりする」「しばらく店内を徘徊してから商品を戻す」「商品を取り出すときにわざと布で表面を隠してカメラでの識別を難しくする」といった行動を試してみた(結果はのちほど)。

店内の天井には至るところにセンサー類が設置されており、つねに利用者の動向を観察している。

 

別の角度から見上げたところ。複数種類のセンサーを組み合わせていることがわかる。

 

さて、買いたい商品をカバンに入れて退店してみる。退店時にはオフィスビルのように一人ずつゲートを通って外に出る仕組み。興味深いことに、実はこの時点では決済処理は行われていない。

それどころか、自分のバーチャルカートに何が入っているか(何を買ったと認識されているか)も確認できない。カートの中身を確認できるのは、退店後から10分ほど経過してからだ。

具体的には、退店直後にアプリを見ると、「Thanks for visiting!」と表示されていた項目に、10分ほど経過すると商品点数が表示される購入品目と滞在時間、商品の価格を確認できる。必要なら、この時点からリファンド処理などの修正も行える。

この時点ではまだ決済は完了していない(保留扱い)。決済が行われるのは、退店からさらに1時間以上が経過してから。ステータスが「completed charges」になり、決済完了がアプリで報告される。

それで、先ほどのシステムを混乱させる行動の結果は? もちろん結局すべて正確に認識されてバーチャルカートの決済が行われていた。

バーチャルカートの内容はアプリで逐次確認できる。その変化を時系列でみていく。入店直後は何も選択できないが、退店から10分ほど経過するとカートの中身を確認できる。

 

追加されたアイテムは後で削除してリファンドすることができる。

 

今回購入したものの一覧。滞留時間と商品の詳細が確認でき、これが入店時に登録したアカウントのカードに請求される

 

入退店を繰り返し、3回目の買い物を行っているところ。退店直後には「Thanks for visiting!」と表示され、買い物中の場合は「Enjoy your trip!」と表示される

 


先行きが見えなくなったコンビニの対策、貧困すぎる!

2018年04月11日 01時31分15秒 | 日記

日経がファミリーマートの省力化に600億円投資すると報じていた。その概要をみると、ファミリーマートの発想的外れている。

まずはファミリーマートの省力化の内容は 少ない人手で効率的に作業ができる店舗づくりで商品を並べやすいスライド式の陳列棚などの省力化設備を導入する。人手不足たいさくで、働きやすい環境を整えて競争力の向上につなげる。

  既存店投資は省力化を柱に据え、おにぎりやサンドイッチ、カップ麺などの陳列棚を引き出し可能なタイプに全店で取り換える。コンビニでは商品の陳列に多くの時間を割いており、売り場に並べたり撤去したりする作業を効率化する効果が大きいとみている。冷蔵の紙パック飲料の売り場では客が商品を取り出すたびに自動で商品が最前列に並ぶ棚も導入する。

 主力商品のフライドチキン「ファミチキ」などの揚げ物を店内で調理するフライヤーを従来の2倍の容量にして、商品を作る回数を減らせるようにもする。検品作業を不要とする運用も始め、一連の省力化によって1店舗当たりの作業時間を最大3.5時間減らす効果を見込む。駅前やオフィス街の約1千店には客が自ら会計するセルフレジも導入してレジでの顧客の待ち時間を短縮する。

 大手各社は既存店の省力化投資を相次いで進めている。セブン―イレブン・ジャパンは2月までに70億円を投じ、自動の食洗機の設置スペースを確保できる1万3千店に導入。1日あたりの作業時間を約1時間減らした。ローソンでは4月中にも都内でスマートフォンを活用した無人レジの実験を始める。店員の操作が容易な新型レジも19年2月末までに全1万4千店に導入する。

 各社が作業効率の向上に動く背景には、コンビニ市場の伸び悩みがある。大手7社の既存店客数は2月末まで24カ月連続で前年を下回る。出店拡大を続けるコンビニ同士の競合のほか、ドラッグストアやインターネット通販に客を奪われているとみられる。各社とも1人当たりの購入金額を伸ばしてきたが、客数の減少が売り上げ拡大の重荷になっている。

 客数の伸び悩みに小売業を取り巻く人手不足や人件費の上昇も加わり、加盟店の経営環境は厳しさを増す。経営難に陥る既存店が増えれば、コンビニ市場が持続的に成長することが難しくなる。

コンビニに行って感ずることは、①価格が高い、②客がちょっとでも多いと清算に時間がかかる、③商品やサービスがなんでもありすぎて、店員も答えられないことが多い、④なじみになった店員が次に行くとやめていた、⑤店員のちょろまかしで、売り上げの数%が消えているという。たとえば友人が来たら、商品バーコード・リーダーを使うふりをして唯で渡したり、深夜に店のものを食ったり。

こういったことを改善しないと、先細りは明確で、ICタグを使い入個から在庫そして売り上げ管理をするとか、スマホによる決済を導入したりとかをまずはすべきで、こんなのは、アマゾンやユニクロは取り組んで実際の導入も間じかとなっている。