月代わりの7月1日、各マスコミが、天安門で、習近平国家主席の演説を主として、中国共産党100周年記念式典を伝えていた。その要旨は、①共産党が中華人民を豊かにした。②海外の覇権主義を断固粉砕する。③軍の近代化の促進、④「小康社会(適度にゆとりある社会)」を実現した。⑤主権と領土の保全と防衛の決意表明、⑥台湾の「統一」の決意表明、⑦香港・マカオの『一国二制度』の原則の強調であった。
共産党の一党支配の強化、軍の一層の近代化、一帯一路の強化などの中華思想の強調が基調で、聊か驚かされた。また、マスコミにより、中国自体の覇権主義的な項目を省き、共産党の成果のみを報道していたのがあったり、日本人の中国の捉え方様々で複雑なものがあると思い知らされた。