先端技術とその周辺

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ホワイト国リスト?

2019年07月24日 12時14分05秒 | 日記

半導体の材料の韓国への輸出を、一件毎に経産省に申請するようにし、韓国をホワイト国リストから外すと言う報道が多くあったが、そのホワイト国とは何かと思って調べた。

大量破壊兵器や通常兵器の開発につながる物品や技術の輸出を行うには、安全保障管理貿易の為、経済産業大臣への届け出およびその許可を受けることを義務付けられており、補完的輸出規制(キャッチオール規制)が設けられていると言う。そして、その規制の対象にならない国々をホワイト国と称すると言う。この制度は2002年4月に導入されている。

 そのホワイト(ホワイトハウスとも言う)国リストは以下の通り。

2019年6月末時点で27か国が対象となっている。

 

しかし、韓国は日本からの輸入した兵器開発にかかわる製品を北朝鮮に横流ししているという事で、経済産業省は2019年7月1日、韓国をホワイト国から削除するための法令改正手続きを開始した。7月1日から24日まで一般意見を聴取し、8月中にリストから除外する可能性がある。これまでリストから除外された国はない。日本が今回の措置を緩める条件として、「通常兵器キャッチオール規制」を韓国側に求めている。この制度は、食品と木材など除く全品目を、兵器転用を防ぐ対象にしていて、日・米・欧各国などが導入している。また貿易管理体制について、日本の経済産業省には担当する部署に約100人以上の職員が配置されているのに対し、韓国側は担当者が少なく体制が不十分だと指摘されていて、同省では韓国が貿易管理の制度・体制を充実するよう対応を求めていく考えを示した。

 


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