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超音速「ロケット飛行機」、2030年までに就航か ロンドン・シドニー4時間

2019年10月03日 12時11分50秒 | 日記

 

CNNによると、『英国の宇宙局が、超音速「宇宙飛行機」、2030年までに就航か ロンドン・シドニー4時間』と言う。実験ではマッハ3.3というが、運用時にはマッハ5で、ロケット自体はマッハ25の宇宙ロケットとしても使えると言う。

そもそも、旅客飛行機は、意外に進化が遅い。1950年代にロッキードDC8とかボーイング707などが誕生して以降、半世紀以上に亘り、大きな変革は無かった。1976年にはマッハ2のコンコルドが就航しているが、ガソリンがぶ飲み、騒音の大きさ、客室内の狭さ、墜落など安全性や経済性の面で、一般化されることなく、2003年に退役している。

 

コンコルドの写真

ボーィングなどがマッハ5とかの超音速旅客機を発表しているが、運用時期は具体化されていない。

ボーイングのマッハ5のジェット旅客機のイメージ図

鉄道では、リニアー新幹線が実現されようとしているのに、旅客飛行機では変化が遅いような感じがする。従来の新幹線と言い、リニアー新幹線と言い、日本の発想捨てたものではないと思う。モーターによる高速鉄道は安全面でどの交通機関よりも超越していて世界に誇るべきものだが、なんか、最近、中国の新幹線が、日本のお株を奪って世界に進出しようとしている。日本は官民挙げて、新幹線をもっとガンガン世界中に普及させてもらいたいものだ。新幹線に限らず、日本発物のが何時も間にかお株を奪われている比術が散見される。残念!

以下は、CNNの超音速「宇宙飛行機」からの引用。

英国と豪州を4時間で結ぶ極超音速機の構想が明らかになった/Reaction Engines

英国と豪州を4時間で結ぶ極超音速機の構想が明らかになった/Reaction Engines

(CNN) 英宇宙局は24日、ロンドン・シドニー間を4時間で結ぶ「宇宙飛行機」を2030年までに就航させる構想を明らかにした。実現の成否を握るのは英国で開発中の極超音速ロケットエンジンだ。

新プロジェクトの目玉となる「複合予冷空気呼吸ロケットエンジン(SABRE)」は、オックスフォードシャー州に拠点を置くリアクション・エンジンズが開発した。

英宇宙局のトップ、グレアム・ターノック氏は「SABREエンジンを完成させれば、わずか4時間でオーストラリアに行けるようになるかもしれない」と話す。

リアクション・エンジンズは今年4月、予冷器の試験に成功したと発表。実験では音速の3倍以上となるマッハ3.3の状況をシミュレートした。

宇宙飛行機実現のかぎを握る「複合予冷空気呼吸ロケットエンジン(SABRE)」/Reaction Engines
宇宙飛行機実現のかぎを握る「複合予冷空気呼吸ロケットエンジン(SABRE)」/Reaction Engines

 

これは超音速旅客機コンコルドの巡航速度の1.5倍以上で、ロッキード社の史上最速ジェット機「SR71ブラックバード」がたたき出した記録に匹敵する。

これほどの高速の場合、エンジンを通過する空気は極めて高温に達し、故障を招く可能性がある。予冷器はこうした空気がコアエンジンに入る前に冷却する役割を担う。

SABREエンジンは設計上、大気圏内でマッハ5を超え、その後はロケットとして宇宙空間を最大マッハ25で飛行できる。大気から空気を取り込むことで、自前の酸素を搭載する既存のロケットエンジンに比べ燃費の改善や軽量化を実現する。

宇宙飛行機は大気圏で空気を取り込み、ロケットとして宇宙空間を最大マッハ25で飛行する/Reaction Engines
宇宙飛行機は大気圏で空気を取り込み、ロケットとして宇宙空間を最大マッハ25で飛行する/Reaction Engines

 

リアクション・エンジンズの関係者によると、SABREはいわばロケットエンジンと航空用エンジンのハイブリッド。「ロケットは70年間進歩していないが、航空用エンジンは大幅に効率化した。両者を組み合わせることができれば、非常に軽量な推進システム、そして宇宙飛行機を実現できる」という。


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