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「天の川銀河」3Dマップ、最新版を欧州宇宙機関が公開 VRでも閲覧可能

2018年07月06日 14時43分20秒 | 日記

欧州宇宙機関(ESA)はこのほど、宇宙望遠鏡「ガイア(Gaia)」が観測した天の川銀河の最新データを反映させた3次元地図を公開した。観測技術の進歩と映像処理技術の進歩は凄い。銀河系のイメージがクリアーになる。

17億個の恒星の位置と等級(明るさ)を正確に描いており、「宇宙の理解を大幅に前進させる」意義があるとしている。

「ガイア計画」とは

「ガイア計画」はESAによる宇宙望遠鏡ミッションで、恒星の位置や等級、運動、温度などを観測する位置天文衛星により、太陽系を含む「天の川銀河」の正確な全体像を把握することを目的とする。

宇宙望遠鏡ガイアは2013年12月に打ち上げられ、太陽を起点として地球の外側約150万kmの距離にあるラグランジュ点2(L2)へ2014年1月に到達。同年7月から観測を開始した。

 

 

天の川銀河の3Dマップ

ESAは2016年9月、ガイアの観測開始から約1年間のデータを初めて公開。11億4000万個の恒星の正確な位置と等級を反映させた「史上最も詳細な天の川銀河の3Dマップ」を発表した。

今回ESAが公開した天の川銀河3Dマップのアップデート版は、観測開始から2016年5月23日までの1年10カ月分のデータを反映させたもので、位置を特定した恒星の数は17億個に拡大。そのうち13億個以上については、正確な動きも把握している。

 

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