プーチン大統領が無条件の日ロ平和協定をと提案してきて、政府も交渉に乗り出そうとしている。その前に独立行政法人の北方領土問題対策協会が地図などの情報を公開しているので再掲してみた。
島名 | 2015年 | 2016年 |
---|---|---|
色丹島 | 3,006人 | 2,917人 |
国後島 | 7,916人 | 7,817人 |
択捉島 |
5,906人 |
5,934人 |
歯舞群島 居住者0 計 | 16,828人 |
16,668人 |
樺太も本来は日本の固有の領土であったが、返還対象には一切入っていない。また、当面の返還が期待される歯舞、色丹の面積、国後、択捉の合わせた面積の4%、ロシア人の居住者数も1万7千人で漁業従事者が主。資源が埋没されているというが、発掘するためには高度の技術が必要とかで、すぐに開拓できるものではない。
プーチン大統領の本音は、ロシアでの人気が落ちているし、経済も厳しいから、返還して巨額な経済支援を期待しているのだろう。その一方、返還したら米軍駐留が想定されるのもロシアにとっては危惧するところだろう。
北方領土問題対策協会が纏めた地図で見るように敗戦時のドタバタ時期にここぞと略奪同然に北方領土を乗取ったのだし、4島の面積は、略奪された全体のわずかでしかないから、軍事施設は設けないということを掲げて無条件に返還させるのが筋と思う。精々1万7千人の引っ越し代を出してやればよい問題。経済支援をして上がり利益を折半しようと言うのはとんでもない話。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます