米テスラモーターズの新型EV「モデル3」(価格は約400万円)の予約が累積40万台を超えたというが、生産体制が間に合わず、納車が遅れていて、目途が立ってないという。CNNによると新型車「モデル3」について、証券会社のアナリストが19日、予約のキャンセルが相次いでいるとの見方を示した。納車期間の長さなどを理由にキャンセルが新規の予約を上回っていると分析するが、テスラ側はこうした指摘を否定している。
証券会社ニーダム・アンド・カンパニーのアナリスト、ラジュビンドラ・ギル氏が顧客向けの文書で述べたところによれば、モデル3の予約全体に占めるキャンセル率は24%。1年前から2倍のペースに跳ね上がったという。
モデル3の価格は標準装備のベースモデルで3万5000ドル(約393万円)。顧客は払い戻し可能な1000ドルを支払って予約する。ギル氏はモデル3の納車期間を4カ月から1年としており、2020年まで納車されないケースもあり得るとみている。また、テスラの資本構成についても「持続不可能」との認識を示すギル氏は、同社のフリー・キャッシュフローに言及し、20年までに60億ドルを失うと予測した。
外野が五月蠅いせいか、イーロン マスクCEOが、株式非公開にすると表明し物議をかもしているし、部品を提供するサプライチェーンに過去にわたり契約を見直し利益を返せと要求するなど、色々な雑音が聞こえてくる。
8月16日の日経新聞に、テスラの電池部門を担うアメリカに電池工場をおこしたパナソニックが、テスラ以外とも取引するというニュースが出ていた。また、中国の上海にテスラは50万台の生産工場を起こスというニュースも出ていたが、これに対し、中国のEV会社NIOがテスラの半額でEV車を提供できるというし、アメリカでの株式上場を進めているという。
色々なノイズが多いが、テスラが順調に伸びて、パナソニックのアメリカの電池工場も首尾よくゆくことを期待したい。
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