早実の斉藤佑樹投手 再試合の最後の一投が連日の熱戦を締めくくった。 試合中 汗を拭ってきた木綿のタオルハンカチがピッチングの凄さの陰で、人々の目にとまり 一躍こちらもハンカチ王子の異名を取ってしまう人気ぶり。
何気に母親が用意してくれたであろうハンカチが、青い色だったのが幸いした。 さわやかな印象とともに人々の心をひきつけた。
あまりの人気ぶりに、同じハンカチを求める人たちがデパートなどのハンカチ売り場に殺到したと言う。
どう言うハンカチであったか、検証のとりざたまで かしましい。 おそらく実用的なタオルハンカチとすれば、テレビで見る限り薄い青色。
わたくし的に、断定すれば この色は空色。 すみきった日本の空の色。
空の色も、国によって微妙に違う。 太陽の光が大気圏に入って、大気の粒子によって散乱現象を起こし青空となる。 色は光の波長で、スカイブルーの色も大気の状態でその青さ加減もさまざま。
各国語の空色を表す言葉も、色彩辞典をひもとけば、国や民族の歴史、文化にまで及ぶ。
さて、斉藤投手のハンカチの空色(青)は、内に秘めた熱い闘志を持ちながら、たとえピンチに臨んでも、沈着冷静に切り抜ける効果があった。クールといわれるゆえんである。
青は、赤の対極にあって、興奮や緊張を冷まし和らげる色と言われている。 まさしくカラーセラピー効果に適合したハンカチでありました。
ただし、ハンカチ程度の青の分量でよかった。 冷め切るほどの青であったら、ブルーな気分になって闘志も沸かなかったのでわ。
いずれにしても、日本中を熱くした歴史に残る大試合に快さい。