爺は今日久々に病院へ行って参ったぞ。
何 たいしたこと無いんじゃが、ニ、三日前脚の付け根の辺り、大腿骨がひねったような痛みで、もう自然と治っているようだったが、かみさんが心配してくれて病院で診てもらってこいとのことで。
医師の診察の前に、看護婦(士)さんの事情聴取?と言うのがあって、いつごろから、どこがどういう風に痛むのかとか詳しく申し開きをせにゃならん。
答えるのにしどろもどろ。もうほとんど痛みが無いもんだから去年も今頃こんなことがあってほっておいたら治ってたとか、話が前後して説明にもなってないので、いらだつナースに自白を強要されて冤罪のまま、診察室へ。
医師はそのカルテを見て、足に触れもせで、レントゲン。その結果「奥さんに心配は要らんよといいなさい」と、どうやら加齢による骨にとげ状のものが出て、時にさわって痛むらしい。
冤罪は晴れたが、医師やナースに いたわりともつかず、年寄り扱いされたような、複雑な思いで会計を済ます。
もしかして、こう言うのって? 老人のひがみ。
ついに来たか。 いやまだまだ「爺」じゃないぞ。