ぽかぽかと行きましょう

急がず、後れず。自分の歩幅でぽかぽか行くようなブログです。

マッチもマッチも知らない子

2007年03月24日 | 一行法師

直前に、「社是、社訓」について投稿したので、思い出したが、標語とかモットーとかもあったよね。

いろいろなキャンペーンで募集されたり、押し付けられたり?で、

おなじみのが標語。 一方 個人の座右の銘のようなのがモットーかな。

交通安全の標語、火災予防の標語など。

「マッチ一本火事のもと」 「火の用心」

マッチて何。今家庭にはマッチが無いので、見た事無い子いるよ。

カチッとやれば、自動点火だし、ストーブだってボタン一つ。

マッチは無くても、ライターあれば用は足りるし。ローソクだってないよ。あれはキャンドルというのさ。

アイドルのマッチだって少し前の人(失礼)。

「マッチ売りの少女」のお話だって、マッチを見せて説明しなきゃ。

百円ライター売ってたとは、夢が無いし。

そこで、新標語「制御棒一本、臨界のもと」「火の要人


社是、社訓。

2007年03月24日 | わが青春の、書抜き帳。

現役時代、仕事でよその会社を訪ねる事が、しばしばあった。 

応接間に通されると、壁にその会社の社是、社訓が額に入れたりして掲げてあった。その隣に創業者や先代、会長、社長の写真があったりする。

社是、社訓はたいてい漢字二文字で、抽象的な文句や、或いは何か条に亘るものもある。

以前何かの本で読んだか人に聞いたか忘れたが、社是、社訓はもっともらしくても、その会社で守れなかったり、出来ないことが掲げてあると。例えばの話「誠実」とあっても社長さんも、社員従業員も誠意をもって、仕事や、顧客対応がなかなか出来なくて、理想として「誠実」を掲げているのであって、必ずしも「誠実」な企業であるとは限らないと。

「安全第一」といっても、制御棒が抜けていて臨界でも、隠していれば「安全第一」で通っていた様な物である。

校長室に、掲げてあるのも、えてして この手の空念仏ということもあろう。

本当かどうかの見分けかたは、文言が抽象的か、より具体的かである。 禅語のように短い抽象的な言葉は解釈が出来ることは、一般人には難しい。社長一人が悟ったような気になっていても、皆には説得力がない。

もう三十年ほど前のこと、白金の般若苑という料亭の厨房(板場)に掲げてあった、

「この一皿に魂を集めよ」は今も心に残っている。