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手賀沼八景

2009年11月26日 | ふるさと

今日は、手賀沼遊歩道散歩の途中で、手賀沼八景のことを書いたプレート標識(我孫子市)を発見。

以前(2007年5月17日)の記事でふるさとの近江八景について書きましたが、手賀沼の水辺にも、八景の詳細が書かれてありました。書き写してきましたので、ブログでご紹介します。

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                 手賀沼八景

かの中国の瀟湘八景になぞらえて日本では近江八景、金沢八景があり、いずれも景勝の地で有名だ。

手賀沼でも八景がうたわれたことがある。大正時代に編まれた『千葉県東葛飾郡誌』には、

富士の白雪                                  筑波の青嵐

白山の秋月                鵞湖の帰帆

大井の晩鐘                城山の春色

谷田の落雁                五條谷の赤壁

とある。沼の北方より選んだものだろう。

ほぼ同じ頃に沼の南から眺めた八景もあった。

布施の落雁                浦辺の青巒

正泉の晩鐘                布佐の夕照

瀧前の夜雨                戸張の帰帆

子ノ神の秋月               五條谷の暮雪

あわせて十六景も景勝の地があった。       (我孫子市)

以上であるが、手賀沼の地図と共にわかりやすく標示してある。

琵琶湖の近江八景を思い起こすほど、湖沼の眺望は相似たものがあるのだろう。

しかし、中国の洞庭湖の瀟湘八景は広すぎて場所を特定できないらしい。

これからこの四季の水辺を歩くのが楽しみだ。