昭和20年は、敗戦により昭和天皇は現人神から人間天皇になられ、その後現憲法により象徴天皇になられた。
平成21年11月12日今上天皇、皇后両陛下には、政府主催の記念式典と民間団体などが主催する「国民祭典」が開かれ各界の著名人やスポーツ、芸能界の参加、お祝いの言葉が述べられた。
先立って両陛下の記者会見では、陛下は20年の歩みの中で象徴天皇として国の内外の大事に国民の上を思い象徴として望ましい天皇のあり方を考えて過ごしてこられたとお答えになりました。
新聞、テレビなどメディアで式典や祭典の様子は詳細に報道されているとおりですが、陛下の御心配は過去の歴史が忘れ去られてゆくこと、昭和前半の道のりが第二次世界大戦にいたった歴史的事実を知って教訓として未来に備えることが大切と思います。と仰せられていました。
吉天がドキッとしたことは祭典で、提灯で埋めつくされ両陛下も提灯を振ってお応えになっておられたことです。
戦前の奉祝行事は、日本が勝っていた時の提灯行列に旗行列でした。戦前生まれの吉天は、小さい時の記憶ですが。それに紅白まんじゅう。
時代が60余年たった今、提灯に正装したエグザイルの生演奏。の取り合わせ。
まさしく、陛下の御心配のとおり過去の歴史を知らない人の企画なんでしょうか。
軍歌が、エグザイルの生演奏になって提灯の波。
平和な時代になって、提灯はたんに伝統の和風灯りであり、なにも軍国時代の提灯行列や、旗行列を思い出すことはないかもしれない。
正装で踊りにくい中、一生懸命歌い踊ったエグザイルを見ていて、これは年寄りの杞憂でしかないと思い、心から皆さんとともに20年をお祝いする気持ちになった。