時間を惜しむなかれ
“ちきん”と“ジャージにんぎょう”を作った時点ではまだ時間に余裕があるかと思われたのだが
それも希望的観測のもとにおめでたい性格故の勘違いだった事は8月の後半になってからようやく気付いた。
作業に取り掛かれる時間がほとんどなくなってから一気に焦り始めてしまったのだ。
で、私は思った♪
「そうだ!有りモノで済ませられるならそれで行こう♪」
「ほら~♪あるやんかぁ♪」と、るんるん気分でとコスプレ用の衣装を仕入れたのだが・・・
通販で届いた箱を開けるなりそれは落胆の溜息に変わった。
「こりゃいかん・・・使い物にならねぇ・・・。」
で、どうにもならないケープ部分を作り変えて本体に改良を加えたのがこちら
生地がぺろぺろだったので、袖口をケープの生地で補強。
動作に支障がありそうだったので、後ろにスリットを入れた(もちろん生地の補強も)
縫いあがった物に手を入れるのって、いちから縫うより手間がかかる。
平面をズバババ!っと縫うのと、まるこい所をまるこく縫うのでは訳が違った。
「あ~ぁ、こんな事なら最初から縫えば良かった。」と後悔するものの後の祭り。
その間も、どうもしっくりこない。妙な違和感に苛まれながらの作業となってしまった。
それでも、出来上がったから良かったにしよう♪・・・出来れば出来たで、それも可愛く思えて来るものだ。
そうしてこれは、小屋入り数日前わざわざ衣装を取りに来てくれたⅡのお仲間の軽トラに乗せられて、他の物達と一緒に旅だったのだ。
あ、衣装、小道具の為に軽トラを準備してくれたわけではもなく、彼の愛車が軽トラなのですよ
ところが・・・だ・・・。
初の衣装稽古の時にⅡからメールが届いたのだ。
「あの~、一回着たら脇が破けた・・・。」
ぐ・・・ぐあっ!!・・・そうだ、彼らは動くのだ。しかも激しく・・・
「す、すまねぇ・・・すぐに縫い直すわ。」・・・平謝り・・・く、くそっ!!
やっぱりなぁ・・・違和感を感じた時点で作り直せば良かったのだ・・・
で、それから目をギンギンにして縫い直した。ギャザーでゆとりをもたして両脇にスリットを入れて、前空きはボタンで・・・
裾のなが~いワンピ♪ かんせ~いけ~い♪♪
な、なんと罰当たりな物を・・・でも大罰当たりのものがもう一つ・・・
この衣装の方がお持ちになるもの!それは!!
金の十字・・・架?
そう素直に落ち着いてくれたなら、私も少しは罪悪感から逃れられたものを・・・。
まぁね、元の形がこれ。と言う事は・・・まぁ、こうなるわな・・・
しかしこれで一安心ではなかったのだ。
材料が安いという事はいささか強度に欠ける。強度に泣かされる経験は何度もしたのでそれなりに補強するのだけれど
本体そのものの補強までは考えていなかった甘さにまた泣かされる事になった。
ぐ・・・ぐあっ!!・・・そうだ、彼らは動くのだ。しかも激しく・・・
なのでこれには2代目が存在することになってしまった。
初日が終わる頃、賄だけ済ませたその足で閉店間際の100均の店に駆け込んでありったけの“勇者の剣”を抱え込み・・・
補強に補強を重ねて、明け方の太陽の光に怯えながらラッカーで色づけしたのであった。
間に合った・・・最後までもった・・・傷だらけではあったけれどその任務は果たせたのだ!・・・感涙・・・
念入りなしつけをした方が結果的に時間が短くて済むことは既に経験していた事だけれど今回改めて思った事は
下準備の時間を惜しんではいけない!
これ以上考えられない所まで念入りにしてこそ得られるのが強度だ!
何か起きるのは当たり前!その都度焦らずに対応すべ~し!!
とは言え、どうしても残る一抹の疑問・・・なぜこの歳になってこんな事を??
“ちきん”と“ジャージにんぎょう”を作った時点ではまだ時間に余裕があるかと思われたのだが
それも希望的観測のもとにおめでたい性格故の勘違いだった事は8月の後半になってからようやく気付いた。
作業に取り掛かれる時間がほとんどなくなってから一気に焦り始めてしまったのだ。
で、私は思った♪
「そうだ!有りモノで済ませられるならそれで行こう♪」
「ほら~♪あるやんかぁ♪」と、るんるん気分でとコスプレ用の衣装を仕入れたのだが・・・
通販で届いた箱を開けるなりそれは落胆の溜息に変わった。
「こりゃいかん・・・使い物にならねぇ・・・。」
で、どうにもならないケープ部分を作り変えて本体に改良を加えたのがこちら
生地がぺろぺろだったので、袖口をケープの生地で補強。
動作に支障がありそうだったので、後ろにスリットを入れた(もちろん生地の補強も)
縫いあがった物に手を入れるのって、いちから縫うより手間がかかる。
平面をズバババ!っと縫うのと、まるこい所をまるこく縫うのでは訳が違った。
「あ~ぁ、こんな事なら最初から縫えば良かった。」と後悔するものの後の祭り。
その間も、どうもしっくりこない。妙な違和感に苛まれながらの作業となってしまった。
それでも、出来上がったから良かったにしよう♪・・・出来れば出来たで、それも可愛く思えて来るものだ。
そうしてこれは、小屋入り数日前わざわざ衣装を取りに来てくれたⅡのお仲間の軽トラに乗せられて、他の物達と一緒に旅だったのだ。
あ、衣装、小道具の為に軽トラを準備してくれたわけではもなく、彼の愛車が軽トラなのですよ
ところが・・・だ・・・。
初の衣装稽古の時にⅡからメールが届いたのだ。
「あの~、一回着たら脇が破けた・・・。」
ぐ・・・ぐあっ!!・・・そうだ、彼らは動くのだ。しかも激しく・・・
「す、すまねぇ・・・すぐに縫い直すわ。」・・・平謝り・・・く、くそっ!!
やっぱりなぁ・・・違和感を感じた時点で作り直せば良かったのだ・・・
で、それから目をギンギンにして縫い直した。ギャザーでゆとりをもたして両脇にスリットを入れて、前空きはボタンで・・・
裾のなが~いワンピ♪ かんせ~いけ~い♪♪
な、なんと罰当たりな物を・・・でも大罰当たりのものがもう一つ・・・
この衣装の方がお持ちになるもの!それは!!
金の十字・・・架?
そう素直に落ち着いてくれたなら、私も少しは罪悪感から逃れられたものを・・・。
まぁね、元の形がこれ。と言う事は・・・まぁ、こうなるわな・・・
しかしこれで一安心ではなかったのだ。
材料が安いという事はいささか強度に欠ける。強度に泣かされる経験は何度もしたのでそれなりに補強するのだけれど
本体そのものの補強までは考えていなかった甘さにまた泣かされる事になった。
ぐ・・・ぐあっ!!・・・そうだ、彼らは動くのだ。しかも激しく・・・
なのでこれには2代目が存在することになってしまった。
初日が終わる頃、賄だけ済ませたその足で閉店間際の100均の店に駆け込んでありったけの“勇者の剣”を抱え込み・・・
補強に補強を重ねて、明け方の太陽の光に怯えながらラッカーで色づけしたのであった。
間に合った・・・最後までもった・・・傷だらけではあったけれどその任務は果たせたのだ!・・・感涙・・・
念入りなしつけをした方が結果的に時間が短くて済むことは既に経験していた事だけれど今回改めて思った事は
下準備の時間を惜しんではいけない!
これ以上考えられない所まで念入りにしてこそ得られるのが強度だ!
何か起きるのは当たり前!その都度焦らずに対応すべ~し!!
とは言え、どうしても残る一抹の疑問・・・なぜこの歳になってこんな事を??