『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

“ぎゅ”は「ぎゅ~っ!」の“ぎゅ”

2015年06月21日 04時29分53秒 | 日々の出来事
2週間ほど前の話である。

私・・・殿方に腕をぎゅ~っと摑まれましたのよ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はぁ・・・・・あ~ぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・



かぁちゃんをいつものクリニックに連れて行く予定だったのに、雨が続いて行きそびれてしまい
薬がなくなるギリギリの日に私が一人でクリニックに赴いた時の事である。
ぺこちゃんの前回の検査結果を聞かなくてはならなかったので、診察室へ入ると
「お~、久しぶりやなぁ。」と、理事長先生が片手を挙げてにっこり
で、次の一言。「あんた、ちょっとこえたん違うか?」
「え~?こえてませんよ~。痩せもしてませんけど~。」と。私が不服げに応えると
「そうかぁ?前会った時はもうちょっと痩せとったで?」
「え~~~~っ?こえてませんってぇ!!」と、応えた後ではたと気付いた。

「あ、先生、私、手ぇ出してるからやわ。」と、
よせばいいのに、私は右手を先生の目の前にぐいっと差し出し・・・で
よせばいいのに、ぐいっと左手を曲げて力瘤を披露してしまった。

先生は、「おおっ!」と声を上げて私が差し出した右手をぎゅっと摑んでのたもうた。
「がっちがちやん。あんたの手ぇ!えらい逞しいなぁ、もっぺん力瘤見せて!」

・・・なんでやねんっ

んで、何を思ったか、この老先生。「なぁなぁ、あんた握力どんだけあるん?」
「そんなん、測ったことないですよ~。」・・・すぐに乗る私もばかだぁ

・・・けど、ふつう、ここで話は終わらんか?

なのに先生、看護師さんに指示を入れる「なぁ、握力計あったやろ?出して!」
かくして、言われるままに握力を測らされてしまった。
“ぎゅ~っ”とやってしまう事は乙女心に恥ずかしさを覚えたので“ぎゅ”程度で

右手36、左手34 

だから・・・さすがに、ここらで普通は終わらんかぁ?
なのにこの先生様、「わしはどのくらいやろ?」とご自分も右手で“ぎゅっ”
「わぁ、34やってぇ。わし、あんたに負けたわ~。」・・・って
それからようやく「おかぁちゃん、どないや?ちゃんと食べられてるか?」・・・って

先生、先生の日は待ち時間が長い理由がや~っと分かりました。
と言うより、「待たせてすまん!」と言う事でまずは笑いを!てな事かもしれない。
内容はどうあれ、診察室を出る時には笑顔の余韻が残ってたもの。


*********************************


さて、この逞しい腕でmamaKは、久々に本来の形で?ちょこちょこ活動しておりました



昨年、伯母の帯をねずみが齧ってしまったと従兄貴が嘆いていたので
持ち帰って、バラして洗って切って縫ったり

ぴいのリクエストの、冷房対策用首巻きを
古い古い着物をバラして縫ってみたり

縫い始める前に時間はかかるけと柔らかな手触りが癖になりそう



  


      



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする