『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

素敵な代替わり

2016年07月01日 10時53分45秒 | 日々の出来事
行く道沿いに咲き乱れる紫陽花





思わず車を停めて外に出ずにはいられない。


三回忌の節目に、おじっちゃんがまた私達を集めてくれた。
随分となごやかに法要の時を持ち
久々に従兄弟達と会えて、今回はひょんな事から私達の子供の頃の話で大盛り上がり

今、こんな風に現在が在る。

本当に、本当に、あれ程心配していたけれど、
従兄貴の長男が結婚してしばらく家を離れていたのだけれど、去年、実家に戻ってくれて
やっと歩き始めたおチビちゃんが、思いっきり素敵な笑顔ではしゃぎ回り
綺麗に整頓された台所や水回りを見て、あぁ、もう私たちの出る幕はないと大いに安心した。
お嫁ちゃん、ありがとね。
ほんとに、ほんとに、ありがとね
けど、あんまりえらいめぇしたらあかんよ

従姉貴・・・やっとちょっとは安心出来た?


みんなが居た時代は、新しいみんなが居る時代に、上手く代替わりしている様だ。
辺りの空気が柔らかく、包み込んでくれている様で
見慣れた仏間が、悲しいばかりだった広間が、今回は人の輪で華やいでいた。

重ねた時間を癒しにして、こんな風になれるなんてね・・・

あぁ・・・違う。
みんなが居た時代は確かに今もここに在り続けているのだね。
それを涙だけじゃなく、笑顔で話題に出来るようになったんだね。

それが、何とも嬉しくて、
素敵な代替わりを感じて、おそらくもう、働き手としては必要がなくなってしまった私達姉妹は
帰り道の車の中で、何度も良かったなぁ、良かったねぇ・・・を繰り返し

「さぁ、これから本気で心配せなあかんのは、私らの方やでぇ!」と言う思いを新たにしたのであった!!


奇しくも帰宅した翌日、背の君のアジトに向かう途中で、
堤防の下に連なっていた古い長屋が全て取り壊されて、更地になっていた。

商店街もここら辺りも、当たり前にあった風景が最近どんどん変わって行く。
その変化の流れの中で、私もちゃんと変化せねばね。
外見は否応なく変化するけれど内面を変化させるのは自分自身の力だものね。



・・・と、思えるのは法事の前に行った“うふふ”な小さな旅のせい


コメント
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