貧血の女性って結構多いですよね。
自分がそうでなくても周りを見回すと1人や2人はいたりします。
下手すると友達5人中3人が貧血だったりとか…
私の友人で貧血症なのに鉄剤アレルギーで鉄剤が飲めない人がいます。
彼女はただでさえ貧血になりやすい妊娠中に鉄剤で補えなくて、造血剤の点滴を受けなければならなかったらしく保険が効かない上に点滴という時間のかかることにひどく嘆いていました。
彼女の場合、普段からなるべく鉄分の多い食品を摂っていても足りない状態だったのでしょう。
それほどひどい貧血でないなら食品から補えたらベストなのでしょうね。
さて、それではどんな食品に鉄分が多く含まれているでしょうか?
まず。食物に含まれる鉄には2種類あり、赤身の肉や魚などの動物性食品に含まれている「ヘム鉄」と、
野菜や海藻などの植物性食品に含まれている「非ヘム鉄」があります。
身体への吸収率は非ヘム鉄よりヘム鉄のほうが約5倍も多く吸収されやすいので、
『貧血症ならなるべくヘム鉄を多く含む』赤身の肉や魚を食べると良いということになります。
日本人は肉類よりも野菜や穀物、海藻などから鉄を摂る割合が高いです(非ヘム鉄)。
先に書いたように非ヘム鉄はヘム鉄より吸収効率が劣りますので、食べている鉄量は多くても思っているよりも吸収されていないということになります。
貧血だから鉄を補いたい、でも赤身の肉や魚は苦手!という方は
非ヘム鉄を吸収しやすくする『ビタミンCやタンパク質を多く含む食品を一緒に摂る』と良いのだそうですよ。
ざっとですが、
●ヘム鉄を含む代表的な食品…豚レバー、鶏レバー、牛レバー、牛モモ肉、カツオ、マグロ、いわし、しじみ、あさり、赤貝、など
●非ヘム鉄を含む代表的な食品…ほうれん草、菜の花、小松菜、牡蠣、ひじき、油揚げ、卵黄、プルーン、など
※タンニンは鉄の吸収を阻害するので、緑茶や赤ワインなどを大量に摂取すると相殺されることが考えられます。
どうしても緑茶が飲みたいという方は、多めに鉄分を補うことが必須です。
ということで、暴飲暴食になりがちな年末年始ですが栄養の事も考えて食べてみてはいかがでしょうか?
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