いよいよ佳境に入ってきたスペイン旅行。ぽてちのこの旅の目的は、田舎を訪ねることなので、このあたりから本格的になってきます。
ホテルをチェックアウトし、今度は乗車拒否されずに(ホテルの人がタクシーまで荷物を運んでくれましたから)
おなじみのアトーチャ駅へ。またAVEに乗り、セビーリャ(セビージャともいう)へ向かいます。
そして初めての、かつ待望の列車の中でのお食事。1等にはタダで(というか切符が食事込みのお値段)出てきます。
10時~12時半の列車なので、朝ごはんです。カトラリーが飛行機の時のようにプラスチックではなく、ステンレスなのがうれしい。
ダノンヨーグルトの前のちっちゃなボトルはオリーブ油で、パンにつけていただきます。これが固いパンにしみてすごくおいしかった。
このミニボトルは5本セットでスーパーで売られているみたいです。おみやげにいいです。
その後、すっかり食事が終わってからお酒などのサービスが回ってきました。…同時に出してほしかった。
不思議なのは、ほぼ同じ距離と思われる、バルセロナーマドリード間の食事なし1.5等(ツーリスタ・プラス)が93.6ユーロで、
食事つき1等(プレフェンテ)のマドリードーセビージャ間が68.7ユーロなこと。ちなみにレイルヨーロッパで購入しました。
人気路線は割高ってことなのでしょうね。
さて、セビージャでのホテルは「ドニャ・マリア」
公爵夫人の邸宅だったそうです。リゾートっぽい、素敵なお部屋でした。
この時点で日本からわざわざ持ってきたコンディショナーをどこかのホテルに置き忘れてきたことに気付く。
あぁ、せっかくもってきたのに。でも今回は、ヘアパックとコンディショナーが各1回ずつ置いてあったので、なんとかしのげました。
シャンプーはどこのも相変わらず泡立ち悪し。
部屋には奥行40cmほどのテラスがついており、あまりの頼りなさに踏み出すのに勇気がいりますが、気分はいいです。
スペインは一般家庭でも、こうしたテラスつきの家、アパートが多い。
そしてお隣がカテドラルという立地なので、便利なことこの上ない。
さっそく出かけます。
まず目を引くのがコロンブスの棺。実際に遺骨が入っているらしい。そして棺を担ぐのは当時の4人の国王。いかに貢献した人かがわかります。
セビージャは内陸にありますが、ここを流れる川から船が出港し、新大陸へ向かい、お宝を満載して入港していました。つまり富を独占していたのです。
こちらの金ピカの祭壇(?というのかな)にはアメリカから運ばれた200キロの金が使われたらしいです。
聖具室は数々の名画が飾られ、美術館のようでした。そして何より、大きい。世界3位の規模だとか。
隣のヒラルダの塔にも上りました。スペインはイスラムの建物をキリスト教の建物に改築したものが多く、こちらもカテドラルもそうです。
塔からの眺め。真ん中の屋上プールがある建物がホテル。夏は気持ちいいでしょうね。
ちなみに植わっている木はオレンジの木です。スペイン中にありました。実も生っていましたよ。カテドラルにはオレンジの中庭もあります。
夕方、カフェで初チュロス。「チョコラテ」と呼んでましたね。もっと太いのもありますがこちらは細目。
チョコレートは甘さ控えめで、チュロスも塩味なので、見た目ほど激甘ではないです。
続きまして晩ご飯です。食べ物の画像が続きます。
サングリア。初めて飲みましたが、甘くておいしい。家へ帰ったら夏に作ろう、と思いました。
ガスパチョ。これも夏にいいですねー。絶対作る。
アーティチョークとうなぎの稚魚と生ハムのグリル。稚魚はニセモノで(本物だとおそろしく高価なはず)したが、じゅうぶんおいしかった。
こちらは主人の牛テールの煮込み。どちらも4ユーロくらいで、安い。
物価は安いなと感じました。グラスワインが2.5ユーロくらい。タパスは3~4ユーロくらい。
そしてさらに次の日の朝のホテルの食事。
今回は食べものの画像多し。テンションあがるので、ついつい撮ってしまう、ぽてちです。今回ももちろんお代わりしましたよー。(毎回です)
ここから移動はバスになります。午後4時発グラナダ行きをネットで予約していたのですが、早く行ったほうがいいかなと思い、
朝の散歩がてらバスターミナルまで行って(1㎞以上あったか)正午発に変えてもらいました。ぽてちの旅の目的は街歩きなので、こういう手間は全く気になりません。
こんな建物の写真も撮れたし。
出発まで観光です。
アルカサル(イスラムの宮殿みたいなもの、だと思います)へ行きました。
おぉ、ミニアルハンブラって感じ。レースみたいな彫刻が素晴らしい。
イスラムでは水が重要だったようで、ここでも広大な水の庭園が広がっていました。ここも夏は気持ちいいでしょうね。セビージャの夏は殺人的に暑いらしいですから。
その後、サンタクルス街という、ユダヤ人居住地区を散策、というかさ迷い歩き、次の目的地、グラナダへ向かいます。